もはや、日本人の非科学主義の徹底ぶりは大したものですね。壊滅的に日本経済を破壊する割に科学的効果の曖昧な緊急事態宣言再延長に国民は歓喜の声を上げているとのことです。世論調査では「緊急事態宣言延長」をほとんどの国民が懇願し、オリンピック中止の世論も多数派のようです。
当初は、欧米とはケタ違いに少ない新型コロナウイルスの死者、しかも超高齢者が多数。あげく現実に例年より超過死亡が多い=確かに多くの方が亡くなっている欧米に比べてもはるかに過剰というか放漫な国債発行による大盤振る舞いで、例年より万人規模低い超過死亡率を達成した日本。これ以上何を望むのでしょうか。

そんな折に、あごがハズれたのが小泉進次郎環境大臣がぶち上げた、プラスチックスプーン廃止の方針。そもそも外国勢の日本を陥れるための罠のような脱炭素論を真に受けるところから大問題なのですが、誤差のような効果しかでなかろうプラスチックスプーンをやり玉にあげるとは、本当に腰が抜けました。どこかの地方議会のとんでも条例ならまだしも、これが日本国家存亡の危機にぶち上げる真面目な政策なのでしょうか。
こんなことをしていれば、そりゃあ世界の成長から取り残されるばかりなのも当たり前です。
(写真:AC)
と憤ってみたものの、今回もきっと大多数の日本国民は、「なんとなく環境に良さげ」というフワッとした気分で、大喜びするのでしょうね。
だったらいっそ、人間という存在は呼吸するたびに二酸化炭素を吐き出すけしからん生き物だから、地上から抹殺しようと言った方が分かりやすいんじゃないでしょうかね。
とにかく、日本人はドMだと、良ーくわかりました。これをボクはライザップ理論と呼んでいます。とにかく厳しく厳しく規制されればされるほど、それが何がしかの成果につながるはずだという強い確信。ムチを与えてくれる人は、自分のことを思ってやってくれるんだ。ありがとう。ということで歓喜して喜ぶわけです。そりゃあ小池都知事も人気あるわけです。
結果何の成果が出なくても、それは努力の足りない”緩んだ”自分が悪いんであります。オッス!ということですね。

まあ、あんまり真面目に付き合ってもいられない状況なので、むしろ私はライザップ理論を生かした新事業でも始めるかな。
まあ一応冗談ですが。
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