【第17回 豊洲市場で朝食を】(築地場外篇)1080円海苔弁の黄金比に震える

久しぶりの「豊洲市場で朝食を」と思ったのですが、最近の豊洲市場場内レストラン営業は基本されているのですが、入り口にモノモノしく警備員が検温していたり、ほとんど観光客がいないので閑散&ガチ勢の市場で働く方が率80%以上でさすがにちょっとリラックスできない感があって足が遠のいてしまっているんですよね。

そんなこんなで番外編というわけではないのですが、海苔弁当。
築地のあたりと言っても、築地場外市場からも晴海通り隔てて少しいった当たりではあるのですが、有名な鶏肉の「宮川商店」さんがあったりDancyuの表紙になった老舗大衆定食の「魚竹」さんがあったり、フレンチシェフの大人気ラーメン店「銀座八五」があったりで、築地と言うよりも新富町と言った方が良い築地警察署の当たり、裏銀座とでも言いましょうかなかなか下町感があり、なおかつ美味しいお店や有名すし店の本店があったりで楽しいエリアです。
「宮川食鳥鶏卵」~役者も愛する鮮度抜群の絶品鶏肉~ - 貧乏だけどママは星のやに泊まりたい。子供と行くちょっと贅沢な旅&グルメブログ♪
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前を通るたびに気になっていたのが、「海苔弁 山登り」さんののれん。
築地直売所ともあるし、そもそも私にとってこの新富のあたりにお店を出していて不味いわけがないという強烈な認知バイアスがありますので、いつか試してみたいと思っていました。

ついに、入手。他にも、鶏肉の海苔弁などもありましたが、私にとって海苔弁当と言えば、鮭と竹輪天が絶対的なメルクマール。

そもそも海苔弁当である限り、280円でも美味い弁当はウマいわけで、人はなぜに海苔弁当に1080円を出すのか。

まあ当たり前ですが、鮭がまったく違いいますよね。鮭が。

見れば分かる美味しいヤツですよ、これは。

もちろんお安いお弁当の鮭でも私は往々満足しますが、やはり質の違いは歴然と感じる。特に吉野家さん。牛丼も豚丼も牛皿も豚皿も、いつも美味しくいただきますが、あの鮭はいつも残念なんですよね。骨と皮だけのどこで仕入れればという部位で工業的に徹底されていて絶対に当たりに出会えない。子供が普段食べる鮭のレベルで魚好きになるか魚嫌いになるかというほどの違いがありますよね。

焼き加減もバッチリ。鮭は、やはりこの程度香ばしさがでる程度までに皮をパリッと焼き入れして欲しい。
もちろん竹輪天も上質。竹輪というものはそこまでモノに差がないようにいつも軽んじてしまうのですが、こうやって良いものを食べるとまず風味、歯ごたえ違うことに気が付きます。

そして、この弁当の美点は、あの金兵衛でも人気があるたらこと白滝を和えた添え物。そう、あれだけ無限に食べたいと誰もが思うヤツが入っていたりで、脇役にも手抜きがないんですよね。

やはりお弁当ですからね。この小さな箱の中に色々な楽しさが欲しい。イヤむしろ脇役こそがお弁当の本質かもしれない。

そして何より海苔ですよ、海苔。築地界隈にも海苔専門店が多数ありますが、海苔ほど高いものは高いという類のものはないわけです。
10枚で万円単位の海苔もありますからね。
高級寿司店と回転寿司の違いは、ネタもさることながら海苔の違いが大きい。やはり良い海苔の風味は格別、別格です。

この海苔弁当という、日本人の発明。鮭、竹輪天、海苔に添え物という、弁当として完璧な。いや、弁当だからこそ美味しい黄金律。
堪能できる一品だと思います。

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