【第17回 家族に障害児がいます from N.Y.】おねしょは続くよ、、一体いつまで?

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おねしょは続くよ、、一体いつまで?

息子の昼間の排泄行為は家、学校の双方でほぼ失敗なく成功が続くようになった6歳後半から7歳頃。夜間の膀胱のコントロールはまだまだ難しく、おねしょが続いていた。その頃にはもうオムツを付けることをほぼ拒絶していたので、幼児用のトイレトレーニングパンツを履かせ、マットレスには防水シーツを敷いて何とか対応。寝る前には必ずトイレに連れて行き、朝起きたら直ぐにおねしょをしていないか確認することが日課になっていた。毎日おねしょをされることは殆どなかったけれど、それでも週に2,3日は布団が濡れる事態に陥ったりして朝からバタバタ。寝ている間におしっこをしてしまうのだから、本人も無意識のうちだしどうしようもない。粛々と片付けを繰り返すしかないのだけれど毎回ガックリしてしまう。稀に連日おねしょが続くことがあったりするとイライラも最高潮に。被害状況は毎回違うけれど、それでも着ていたパジャマからブランケット、シーツに防水シーツと洗い物は大量になる。羽毛布団にまで被害が及び洗濯しなければいけないこともしばしば。そして一番厄介なのは、壁とマットレスの間におねしょをされ、防水シーツの防水面がない側面におしっこがしみ込んでいってしまうことだ。こうなると片付け作業もかなり大掛かりになり、ため息ばかりが大きくなったものだ。このままずっとおねしょが治らなかったらどうしよう、、、という不安ばかりが増大していっていた時期だ。解決策はほぼ無い。ただただ神に祈るだけが対策だった気がする。

おねしょの水音

私は一度だけおねしょの水音を聞いたことがある。その日は夏の明け方だった。寝ていた私はどこからともなく聞こえてくる水音で目が覚めた。最初はスマホに入っている何かのアプリが勝手に起動したのかと思い、手探りで枕元に置いてあったスマホを見つけて画面を見るも何も起動していなかった。しかし私の耳に確実に聞こえてくる「ピロピロピロ」という涼やかな水音。それは水が流れ続ける仕掛けがされている室内用の置物の水音にも聞こえる。ピロピロと耳障りのいい涼やかな音に一瞬うっとりとしてしまった。

WalkersskによるPixabayからの画像
だが直ぐにハッと我に返り、水音の音源を探っていったらそこは息子の〇んこへと辿り着く。あぁ、おしっこでもこんな可憐な水音がするんだぁ~と、いたく感心したことをよーく覚えている。仰向けに天井に向かっている息子のちんちんから湧き出るお小水は、寝ていた私を起こすだけの水音を奏でることが出来るという事実。何故か微妙に感動した。もちろんその後、慌てておねしょの事後処理にハッスルすることになるのだけれど、怒りを通り越して何だか良い物を聞いたなぁと思えるアクシデントだった。何事も悪いことばかりではないのだわ。

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