ビジネスウエアのカジュアル化の流れ、本当にすごい勢いで進んでいますよね。
20年ほど前までは、カジュアルな恰好で仕事する人は、いわゆる「業界人」などと呼ばれていて、テレビ局の制作現場や音楽業界の人など数も少なかったですし、ちょっと特殊な人扱いで半分カタギではない人を見る目と半分うらやましいような気分で生暖かく珍しがられていたものです。
広告代理店でも制作職のデザイナーやコピーライター、CMプランナーは昔からカジュアルな恰好をしていました。まあ彼らは常にクリエイティブというアウトプットの宿題をいくつも抱えながら知的自転車操業をする人たちですから、服装になんぞ構っていられない人たちとも言えます。
広告代理店でもクライアントに対応する立場の営業職などは結構キッチリした格好だったわけですが、クライアントさんがどんどんカジュアルな恰好になるもので、お客さんに少しづつ合わせていっている感じです。最近ではメーカーさんでも宣伝部やマーケティング部ではジーンズにポロシャツという格好の方が普通です。そんなクライアントさんにタイをビッシっと決めていってもどこかよそよそしくなってしまいますものね。
そんなわけで経営的には紳士服各社かなり大変な状況ですね。
今回取り上げた「洋服の青山」の競合AOKIはネットカフェ「快活CLUB」に力を入れたり各社試行錯誤が始まっています。「快活CLUB」日経記事
とはいえ長年本業にしてきた紳士服をどうするかは各社本当に悩ましいところだと思います。
お店の数も多いですしね。
当たんさんタワーではラグビー日本代表のスーツに着目した記事を以前出させてもらって、すでにかなり多くの方に読んでいただいたのですが、今回は公式スーツを提供した「紳士服の青山」のブランディング、マーケティング戦略の視点からSankeiBiz「ブランドウオッチング」で取り上げさせていただきました。。
先ほどのAOKIはオリンピックの日本選手団のユニフォームを提供したり、苦しい中で紳士服量販各社とスポーツの関係がホットです。
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