【SankeiBiz掲載】ソニー音楽配信サービス「moraqualitas(モーラクオリタス)」 早過ぎる撤退のショック

この記事いつも「ブランドウオッチング」たくさんの方に読んでいただけていることを考えるとビックリするほど読まれませんね。筆力の無さをいったん脇に置かせていただくとすれば、やはり「ハイレゾ」という高音質なサービスに対する引きというか欲求がそもそも生活者の中に大きくないのが根底にあるように思います。

何より、ほとんどの人は現状の音質に満足していらっしゃる。
スマホもiphoneの方が日本市場は多いわけで、基本apple music含め十分appleの提供する音質で不満が無いんだよという方が多いかもしれませんね。
筆者のように、かなり早い段階からのアップルファンでありながら、近年の音楽分野、特に音質面への割り切り(まあビジネス的にはそれが正しいのでしょうけれど)、アップルブランドが一番期待されるエンタメ、芸術分野でのふがいなさ=高い期待感と裏腹の、アンビバレントな感情からアップルから距離を置いてしまったような人間は、ひねくれものということかもしれません。
アップルショック そこに愛はあるんか?
アップルの売上高見通し引き下げを起点に年始の株式相場が急落した。NY株、660ドル安 「アップル経済圏」に売り広がる(日本経済新聞)アップル製品について否定的な意見を述べるのには、勇気が必要だ。ジャニーズや巨人軍、ビートルズの悪口を言うと、

もう一つは、日本の居住面積が狭く、集合住宅に住んでいる人が多いので、音質の良さを実感できるほど十分大きな音量で音楽を楽しめる人が少ないという背景もあるかもしれませんね。

それにしても音楽なんて人生にいらないぜ!
という方は、そんなに多くないように思いますが、やはりNo Life,No Musicな方には高音質の豊かさは絶対的におすすめしたいです。
やはり、音の良さを実感するためには音源、元の素材が良くなければ絶対無理なのですから。
ハイレゾがなぜスゴイのか、魯山人(ろさんじん)に教わった
最近、北大路魯山人(きたおうじろさんじん)の本を読み返しています。 北大路魯山人って何者なんですかね。Wikiによれば「北大路 魯山人は、日本の芸術家。本名は北大路 房次郎。 晩年まで、篆刻家・画家・陶芸家・書道家・漆芸家・料理家・美食家...

逆に言えば、ひと昔前のように何百万円というアンプやスピーカー機器類の予算などまったく必要なく、数万円のアクティブスピーカー(アンプ内蔵のスピーカー)とスマホをブルートゥースで接続するだけでとんでもなくハイスペックな音を十分堪能できます。

そこまで音にこだわりが無い人でも、マイカーにオプションのハイスペックオーディオさえつけておけば、スマホとブルートゥースでハイレゾを堪能できます。
特に、エンジン音が無い電気自動車時代には自動車の内部空間はまさにリスニングルームになると思います。
下記記事で試乗したポルシェのEVタイカンも無茶苦茶が音が良かったです。(オプションのブルメスターハイエンドオーディオ搭載車でした。)
【SankeiBiz掲載】ポルシェタイカン 内燃機関の王者がいち早くEVスポーツカーをリリースする理由
SankeiBizに連載させていただいている「ブランドウオッチング」の新記事です。 記事にも書かせていただきましたように、日本産業界最後の砦自動車産業にパラダイムシフトの時代がきています。 もちろん、まだまだ日本は製造機器や部品...

そんなハイレゾがエッセンシャルな技術として”来る”時代に、ソニー早々の撤退はなんとも日本のエンタメプラットフォーム産業総崩れ状況の象徴のようで悲しかったです。

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