カラテカ入江さんの闇営業問題。普通の経営者や自営業にも他人事ではない件

カラテカの入江さんが特殊詐欺グループ開催の忘年会で闇営業をしたということで、吉本興業との契約解除になった件。

何にせよ、節操がないよなーとは思いますよね。
お座敷がかかればどこにでも顔を出す稼業でしょうけれども、さすがに相手の雰囲気も含めて「これはアカンやつだ」と判断できる瞬間はあったような気がします。
入江さんのことは良く知らないのですが、友達5000人とアピールされているとしたら私はその時点で信用しません。ボク自身の友達の概念はもっと濃密な関係の人ですね。多くても両手で数えられるぐらい、片手でも、いや一人でも本当の親友がいれば十分です。

(関係ないですけど、皆さんは「フォーエバーフレンズ」という映画ご覧になったことありますか。
2人の個性的な女性の少女時代から生涯にわたる友情に泣けます。紹介リンクは個人の方のブログですが、ボクはこの映画に素直に感動できる人が好きです。フォーエバーフレンズを語りたい! | 小さな赤い灯を守り続ける日々の記録)

5000人とそんな関係は物理的にも結べませんし、顔見知りをコレクションすることに何の意味があるのかしら。そんな危うい価値観が、必然的に招いた事態と言えるのではないですかね。
しかも、そんなコミュニケーションスキルを商材化してた節もあり、それを求める人もいるという。なんだか世も末だな。「フォーエバーフレンズ」をみんなで見る会のほうがよっぽど豊かに生きるヒントを得られると思います。

さて、そんなしょうもない話ではあるのですが、実は他山の石と思う部分もあります。
私も独立して会社を経営していますが、お得意先との取引をはじめる際、基本契約書を結ぶことも多いです。請求支払い期間を定義したり一般的な取引の枠組みを確認するものですが、最近では暴力団排除の規定が必ず盛り込まれます。要は、暴力団と付き合いや取引がないことを確認する内容で、万一そんな事態があれば一発契約解除になる厳しい内容です。
もちろん、そんな付き合いカタギの我々があるわけもないのですが、例えば懇親会のような席で知人から思わず紹介されるような人とか、講演を頼まれる先とか、我々もよっぽど気を付けないといけないなとは思いました。万一でも誤解を受けることがないようにしていかなければいけませんね。

そして何より、まず用心の第一は、自分の目でしっかり人を見ることでしょうね。世間を狭くする部分もありますが、ビジネスだけでなく人生の充実のためにもそれぐらいがちょうど良いように思っています。

あと一点。入江さんは今回の詐欺グループを「知り合いの広告代理店の方(またまた知人ですか!)から、」紹介されたと言っていますが、広告代理店とてかなりの信用商売ですから、私の知る限りの広告関係者でそんなグループと付き合いがある人間は想像もできませんね。本当に、この入江さんの人脈ってなんなんですかね。

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