
この事件自体は、夫婦間の出来事でもありますし、詳細が分からないのであまりよく分からない出来事としかいいようがないのですが、
報道のされ方を見る限りカルロス・ゴーン氏が逮捕されたときのような、ちょっと世の中の”ザマミー”的な冷ややかさを感じます。
ヤフコメ欄も、原田氏をボロクソに言う論調が多くて、要は大した経営者でもないのにリストラなどで現場や社員を犠牲にして利益を出しただけのコストカッターだとか、普通の日本大手企業ではなかなか出世できないような出身大学なのに日本の学歴に無頓着な外国企業の外人に取り入りやがって。など、一時期はもてはやしていたのに散々なところもカルロス・ゴーン氏にそっくりです。
最近よく日本の雇用形態をメンバーシップ型雇用。外資系企業つまりグロバルスタンダード型の雇用形態をジョブ型雇用形態と分類しますが、まさに雇われ社長というのはジョブ型雇用の際たるものです。

偉くないのはカルロス・ゴーンのようなプロCEOでもまったく変わらなくて、欧米のガチンコ資本家一族にとって経営なんて面倒なもの以外の何物でもなかったりしますから、そういう教育をほどこした雇われママに任せておこうということになるわけです。
所詮雇われママですからね。業績が悪ければ即クビですし、そりゃあ多少粗っぽく利益を出そうとするでしょうし、さもしくもなります。
mohamed HassanによるPixabayからの画像
どうしても日本人は、社長というだけで、メンバ-
シップ型雇用の大組織を数十年かけて勝ち残った人や、立志伝中の創業社長と同列視してしまうわけですが、ハッキリ言えばそもそも次元の違う話ではあるのです。
一時期、リクルートエグゼクティブエージェントさんが原田氏のことを自社プロモーションなどで大々的に、フィーチャーしていましたが、転職エージェントさんにとっては原田氏のような方を高いギャランティーで転職させるたびに報酬を得られるわけで、持ち上げたいわけです。
もちろん今回の原田氏の暴行事件について私は何も知りませんし、それだけで氏の全人格を否定することはできませんが、長年多少の英語でビジネスできる能力だけで外資系企業の日本法人トップを渡り歩く、ちょっとアレな人たちを見てきましたので、この際ちょっとブツブツ言いたくなってしまったということです。
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