だから、自転車が結構危ないって

ちょっと興味深い記事です。

今回、自転車事故の発生率(1万台当たりの事故件数)で1位となったのは静岡県だった。
自転車保有台数は全国で10位の185万3000台ながら、事故発生件数は9位の3986件。
自転車1万台当たりの年間事故件数は21.51件に上っている。
(中略)
2位は群馬県で、1万台当たりの事故件数は20.99件。
自転車事故が多い都道府県ランキング【47都道府県・完全版】
今回は「自転車事故が多い都道府県ランキング」を作成した。都道府県ごとに自転車保有台数に対する事故発生件数の割合をランキングしたところ、事故発生率が最も多い県と少ない県では、実に7倍以上の差があることが分かった。

東京、大阪は保有台数当たりでは11位と6位ということです。

特に疑問なのが、行政によるむやみやたらな自転車推進施策。
再開発でキレイな歩道ができたなと思っていたら、全部やり直して歩行者と自転車レーンを分ける工事をしたりしています。
ハンパな金額じゃなさそうな工事で無駄遣いもほどほどにせいやというのもあるのですが、何よりそもそも歩道は狭くなるわ、自転車レーンがあると言っても狭いですから危険な速度で走る自転車ほど無視して歩行者側を走ったりして危険極まります。

シェアサイクル施策などとあわせて事業化されているのでしょうけれど、狭い日本の都市にそんなに安全に乗り慣れていない人がたくさん自転車に乗っても安全なほど広い車道、歩道、自転車道を確保できる街があるとも思えません。

実際に冒頭の記事にもありますように、ヒドイ事故も多々起きているようです。

Stephan WusowskiによるPixabayからの画像
そんな他人事でなくても日々街を歩いていたり、自動車を運転をしているとヒヤリとすることがとても多いですよね。

とにかく、自転車は素晴らしく快適な乗り物ですし、ヘルシーですし、お金もかからない。
私自身学生時代ぐらいまでは無茶苦茶お世話になりました。
(家庭教師のバイトで、毎日数十キロ往復していたらすごく鍛えられました)
自転車が生活手段としてなくてはならない方が多いことも良く理解できます。

でも危険が多いことを前提で付き合わなければ、本当に大事な家族を失なうことになると思います。、

とにかく一番疑問なのは、行政がフワッとした、エコロジー志向で危険な側面に十分配慮のないまま自転車自転車と軽々に促進施策を推進すること。確かにシェアサイクルは良いアイデアのようではありますが、狭い車道や歩道に無理やり自転車歩行帯を設置して”どうぞ自転車に乗ってください。お勧めします”というコンセプトが良いことなのでしょうかね。
このエコロジー志向、結構イメージ的なお花畑感覚が出発点だったりします。
もちろん、環境に良いというコンセプトが嫌いな人は世の中に誰もいないわけですが、生活者が自転車移動することで省ける温暖化ガスなどたかだかしれていて、何ら本質的解決にならないはずです。
少なくとも、誰かが命がけで取り組むほどのエコ効果がないにも関わらず、エコロジカルだから良いことだとガンガンこういった施策が推進される図式。行政周辺では繰り返されてきたエコロジー祭りであり、その裏にはそこに狙いを定める利権構造があるとも言われています。
ほとほとエコロジカルというマジックワードの前では、パブロフの犬のように思考停止になってヨダレを垂らす”良き”市民のお花畑感が憎たらしいですね。

それにしても、自転車事故率最下位の岩手って、コロナにもかからないし、ある意味スーパーマン。これはこれでビックリしました。

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