Go To Eat界隈”トリキ錬金術”の”ガジリ屋”をどう考えるか

めざとい!
ある意味感動さえ覚える才覚で世間を震撼とさせたわけですが、早々に目をつけられて終了となりそうです。
何も、上から目線で偉そうに説教できる立場でもないのですが、やはり”さもしさ”は際立っていますね。
ギャンブルの世界で言えば、勝負をしないでサービスだけに喰らいつく人々を”ガジリ屋”と呼んで、白い目で見下します。例えばパチンコ屋で落ちてる球を拾い歩いて数百円分を手に入れようとする人とか。

昔読んだことはないのですが、”銭っ子”というマンガの紹介が他のマンガの案内欄にあって「銭や。世の中銭や。」との独白が子供心にすさまじかったですね。

やはり、この”トリキ錬金術”の方々も、お金を手に入れようというモチベーションとある程度の才覚を兼ね備えているのにもかかわらず、圧倒的に儲からない生き様をしているようには思いますので、その矛盾がどうしても傍で見る者を”しみじみ”させるのでしょうね。

(写真:鳥貴族ホームページより)
  
私が知る限り、いわゆる成功して”お金持ち”になった方、特に事業を起こして”お金持ち”になった方は、目先のはした金に時間をとられることを最も嫌う真逆の価値観の方が多いように思います。

要は、”トリキ錬金術”に現を抜かしている限り、間違いなく大きな金銭的な成功はおぼつかないでしょうから、なんとも間抜けな話には違いません。しかも早々に目をつけられてその錬金術さえ封印されるわけですから、つまらないことこの上ありません。もしかしたら、そもそも冗談か何かかもしれないのですが、そんなに時間と労力とお店での鋼のようなメンタルを消費してまで大笑いできるネタとも思えません。

まさにしょうもない話なわけですが、私が一番気になるのは、いくら緊急的な施策とは言え、政府ももう少しましなカネの使い方と産業振興策はなかったのかということです。そもそもGo To Eatの建付けが”さもしい”から”ガジリ屋”が湧いてくるのでは?と思ってしまうのです。
企画の出発点にある「国民は安くなれば食べに行く」って発想自体がどうなんでしょうね。じゃあ安くなければ行かないのでしょうか。なんか私などは政府にバカにされてる気さえしてしまうんですよね。

こんな企画で日本の粋な食文化を守れるとはちょっと思えません。
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“ガジリ屋”とまではいきませんが、普通の状況ならば寄り付きもしないようなお客に来られてもお店も困るだけではないでしょうか。
なんとも”銭っ子”的「銭や。世の中銭や。」な感覚の”野暮”な企画に思うのは私だけでしょうか。

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