航空業界パイロットやCAさんの飲酒制限がここ数年厳しくなっていることを受けて、もともとスタンバイという待機業務が多い仕事だけに乗務する日、スタンバイの日を含めると、ほとんどの日で結局お酒を飲めないのではないか?というお話です。

もちろんパイロットさんは操縦をしますし、CAさんも万一の際の保安要員という役割なので酔っぱらって勤務されても困るわけですが、基本的に乗務の前24時間(航空会社による)はお酒を飲めないとのことです。きっといつ乗務になるか分からない、待機業務のスタンバイの日も同じ扱いであるはずです。
acworksさんによる写真ACからの写真
となると基本飲めませんね。
トラックの運転手さんでも、バスの運転手さんでも24時間まで厳格かは分かりませんがやっていることですから、当然だよといえばそれまでですが、かつての航空業界の方とアルコールは非常に親和性が高い関係だっただけに、
そのギャップの大きさに唖然としてしまうのです。
一昔前CAさんと言えば、アルコールをサービスする関係でソムリエ資格をとったりする人も多かった。税関の関係で破棄する他ない余ったシャンパンで手を洗うというような豪快な逸話も良く聞きました。
そもそもステイ先の手持ち無沙汰をやり過ごすためでしょうか、結構な頻度でお食事会という名の飲み会が開催されていたとのことですから、飲んでばかりいたと言っても過言ではないでしょう。
それだけに、180度転換の厳格な飲酒制限ですから、お酒が好きなパイロットさんやCAさんには厳しいだろうなと余計な心配をしてしまうのです。
元航空大学校の後輩という、現役大手日系エアラインパイロットとの対談コンテンツがアップされて数日で削除されてしまったからやけに気になってしまったのです。
その動画では、「アルコール制限が厳しくてやってられない」的な、おいおいいくら顔出ししてないとはいえ会社が調べればすぐ分かっちゃうだろうし、大丈夫?という、赤裸々な「やってらんないぜ」話のオンパレだったのです。「コロナで全然飛ばないから収入減った話」とかもありました。
多分活動期間2,3か月だったのではないでしょうかね。
他にも、パイロットはモテるか?とか、CAさんの誘い方?とか、ちょっとおもしろかったのですが、なんか当たり障りのない動画以外は削除されている気配。
んー。確かに、航空会社もこれから公のサポートなくして存続できない状況ですから、おちゃらけている場合でもないのでしょうね。
なんとも幾重にもしみじみしてしまいましたが、かつての貴族が操縦、サービスし、王様が乗る的なエアライアン別格の時代が確実に終わったことは間違いありません。
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