【第69回】ママのSAPIX奮闘記 「子どもに伝えることの難しさ」

夏期講習中に授業内で行われるテスト。ある日、「前回のテキストを家庭学習しなかったから点数がめちゃくちゃ悪かった。」とお前のせいだと言わんばかりの発言。さて、どんな問題なのかと見せてもらうと、家庭学習以前に授業をきちんと聞いて、授業内で覚えられる、覚えてしまわなくてはならないようなレベルと判断できるものでした。
ということは、授業を聞いていない、聞けていない、ただ通っているだけという疑惑。
今までも何度となく疑惑を抱いていましたが確信へと変わった瞬間です。

授業を聞いていない、聞けていないとわかったからどうだという話ではありませんが、かなりの範囲、深度での補強が必要であるということです。

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自分の疑問を自分で解決する力は必要

過去に、なんでこの子は頭が良いのかと思う同級生がいました。親同士でお話しする機会があり、その話を後で母から聞きました。親が勉強を指導しているわけではなく、自身が疑問に思ったことを自身で調べて解決する子だそうです。
そうなんです、自分で動く姿勢が集中力にもつながるし、貪欲さ、モチベーションとなり学習への大きなエネルギーです。
これが我が子には欠落しています。
「これあってる?」「これとこれはどういう違いがあるのかな?」と聞かれても調べる活動に移すのがとにかく大変です。何で調べるか、どの観点で確認するのかまで手取り足取りになってしまっています。

acworksさんによる写真ACからの写真
この手取り足取り活動が「そういえば、前にこれで調べたな。こういう観点で見るって言っていたけど、今回はちょっと違う観点で考えてみたほうがよいかな」などと自分で考える基になってくれればよいのですが。

親が問題解法を教える難しさ

補強が必要なので、解けない問題を解けるようにしなくてはなりません。まず難しいのが、自身が問題文はもちろん解法も理解しないと説明ができません。仕事が忙しかったり体調がすぐれないときにはできないんですよね。そして思うように理解してくれないと口調が強くなったりもします。
子どもを思えばこそ口調が強くなるのですが、これ、逆効果ですね。
子どもを見ているとその場を丸く収める行動になってしまい、理解につながっていません。

そういえば昔、親戚のおじさんは数学が得意だったらしく小学生の私に平方根の解き方を教え始めました。なぜその流れになったのか覚えていませんが、そんなことがあったことだけ覚えています。実際は理解できていないけど、規則性をみつけたり、解答を暗記したりしておじさんが出す簡単な問題を正解させることだけに注力し、その場をやり過ごしたことがあります。おじさんは満足気でしたが、理解していたわけではないので平方根の授業のときに一から学んだのです。

近い立場の人が教えるとこのような“やり過ごす“になりやすいのかもしれません。

一緒に学ぶ姿勢

ということでどうするのが良いのか試行錯誤です。

ここ数か月、パパが勉強を見てくれました。なので、ノータッチすぎて何をやっているのか全くわからなくなりました。全くわからなくなっていることが子どもにも伝わって「ママはできないもんね。パパにしか聞けない。」とバカにされました。(笑)

去年までは一緒にやっていたよね?忘れちゃったの?

現在の勉強を理解していないことは事実です。最近、パパが勉強を見る時間がなかなか取れなくなってきたので、余裕ができてきた私が数か月は見ようと考えています。そこで一緒に問題を解いていこう!と伝えました。

ただいま特殊算の勉強中です!!!

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