【第9回 ハイレゾストリーミングで映える音楽】スティングのレゲエ節が楽し過ぎ スティング&シャギー『44/876』

学生時代は音楽シーンの端っこまで漏れなく精通していましたが、就職してから以降年々音楽シーンから離れてしまい、旬なアーティストもアルバムもほとんど分からなくなってしまった時代が長かったです。
学生時代に比べれば3000円のCDを買うことに清水の舞台から飛び降りる必要はなかったわけですが、たまに何か聴きたくても何を買って良いのか分からなかったんですよね。

そんな私も定額ストリーミングサービスのspotifyから音楽を聴く量が再度ドッと増え、音質的にも満足できるハイレゾの定額ストリーミングサービスmora qualitasで、ガンガンその自分的な音楽暗黒時代再発見の旅に勤しんでいます。もうそれは宝の山。
むしろ取っておいた?と言わんばかりに未聴の良盤があるわけですから幸せ過ぎますね。
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スティングと言えばポリスはもちろん大好きでしたが、長くなったソロ活動たまに”何かやってるな~”と横目で眺めてはいましたがあまりちゃんと聴いたことがない気がします。

レゲエに回帰してましたか。コラボしたシャギーについても”ボブマリーの再来”と今のレゲエ界で人気があるようですがまったく知りません。早速シャギーも”聴かにゃあいけん”と思っているところではあります

とにかく、サブスクリプション=定額制のありがたさでタマタマ行きあたって良さそうなアルバムを聴いていたら巡りあいました。

スティングとレゲエと言えば、否が応でもポリス時代を思い出してしまいます。三人編成粗削りなロックにレゲエのテイストを取り入れた音楽はとにかく新鮮でした。
今回のアルバムも当時のポリスの曲の中でもチョイチョイ出てきたスティングの口ずさみ、要は鼻歌が出てきて、”変わってないな~”とうれしくなりました。鼻歌も含めて喜ばれるって本当に才能って素晴らしい。

文句なく楽しいアルバムなんですよねこれが。レゲエですから肩の力が抜けている上に局自体が超ポップ。
どんな状況でも、気楽にリラックスして口ずさんだり、軽く肩を揺らしたりしたくなる。
金持ちケンカせずではないですが、もはやスティングにとってカッコつけたり、すかしたりする気なんてほとんどないんでしょうね。純粋に音楽を楽しくやっている気がします。ほとんどフリオ・イグレシアスか?ってツッコミたくなる感じですが、聴いていて圧倒的にファンですから、ありがたい限りです。

それにしても、ポリスのデビューアルバムは「アウトランドス・ダム‐ル」。「無法者 (outlaws)」と「特殊部隊員 (commandos)」からの造語と「愛の (d’amour)」を意味するフランス語を組み合わせた(wikipedia)ということですからね。
今や、若い時のとんがり感から、同じレゲエでもまったく違う境地です。

全部違うと言えば全部違うんですが、細かい話をすれば、シンバルが違うとすごく感じました。

ポリス時代はコレ↓

(写真:PAISTE公式ホームページ)
ドラマ―のスチュワート・コープランドが、神経症のようにカチャカチャこの小径のシンバルをブッコんできていました。
やはりバンドにとってドラマーの個性って大きいですよね。

今回のアルバムはコレ↓

でっかくて重いシンバルが、ドッシーン!と、ゆったりきます。

そんな、シンバルの音色で音楽を聴き比べるのもすごく楽しいですし、ハイレゾだと生っぽいシンバルの音の違いがビビッドに感じられるのもうれしいところです。

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