というわけで、在宅勤務では周りに家族しかいませんから、心置きなく音楽を当てながら仕事をしています。
これも好き嫌いあるのでしょうが、私は絶対に音楽を軽く流しているほうが仕事が捗る派です。
そんな仕事しながらの音楽には、やはりインスツルメンタル、要はボーカルのない楽器だけのジャズとかクラシックの方が馴染むように感じます。特に、クラシックって不思議で音量によっては、あらゆる音楽の中で一番ファンキーでダイナミックにも感じるのですが、音量を絞るととにかく耳に優しい。やはり、アンプを通したり、デジタル処理された楽器の音が一切ないからかもしれません。
先回カラヤンの記事で、せっかくのハイレゾ定額制ストリーミングサービスのmora qualitasもクラシックではハイレゾ化がまだまだなどと書いたのですが、いやいやどうして急速に充実し始めているようですね。

それを知ったのが、「レコードアカデミー賞」という下記プレイリストでです。
前にも書いたのですが、ストリーミングサービスで無限の音楽リストから文字通り死ぬまで聴ききれない(何せ数百万曲のデータベースがあって、さらに今この瞬間も増え続けているわけですから!)前提のサービスの中で、これだ!という音楽に出会うためには、ストリーミングサービス側のサジェスト・リコメンデーション機能が極めて重要です。その点、SpotifyやDeezerなどグローバルのストリーミングサービスはAI機能なんでしょうね、自分以上に自分の好みを刺して来る性能にどれだけ新しい音楽との出会いが助けられたか!!
サジェスト機能関連過去記事
そんな機能の弱さを当初感じてはいたのですが、とにかく市場投入を先行させたmora qualitas。
それはそれで良かったと思いますが、日々急速に改善・進化していますね。
AIサジェスト機能の実装はまだなものの、テーマごとのおすすめプレイリストが急速に充実してきており、聴くあてがないときに良い入口となります。
「New Arrival邦楽」「1990’洋楽」「for sleep」とかアーティストごととかジャンルごと。
最近のステイホーム生活を意識してでしょうか。「J-POP WORKOUT」とか「テレワークBGM」とかというプレイリストもあり、それぞれ50~100曲ほどのおすすめ曲がリストアップされています。
あの音楽之友社の「レコード芸術」が毎年選ぶ「レコードアカデミー賞」のアルバムが丸っと聴けることです。
イイですよね~。音楽之友社。東京神楽坂上の赤城神社前に佇む昔ながらのこじんまりした社屋が文化の香りを感じさせる。
でも今厳しいでしょうね。雑誌は。本屋もどんどん減っていますから。デジタル化してもなかなか既存の雑誌読者はそのまま移行してくれないようですし。

(写真:Wikipedia)
でも、音楽之友社の月刊誌がどれも素晴らしいものであることは、音楽好き、オーディオ好きならばきっと知っているはずです。
特に「レコード芸術」、通称「レコ芸」は、クラシック鑑賞の総本山ですからね。その錚々たる評論家が選ぶベストアルバムが悪いわけがない。
まず、音が良い。演奏ももちろんですが録音の良さも含めて選定されていますからね。しかも最新のアルバムたちだけにほとんどハイレゾ。安心して最近の良アルバムに出会えます。
そしてもうひとつ良いところが、有名な作曲家の大作から、初めて出会うような知る人ぞ知る作曲家の小品までバラエティーがすごいこと。オペラの間奏曲でポップにノリノリになったら、現代音楽の新鮮さを感じるという。
在宅勤務で音楽をあてていると、何がいやって、耳になじみ過ぎたような知っている曲だと意識がそっちに行ってしまうこと。良く喫茶店とかに長居していると、「あっ!BGM一周しちゃったな」と耳に気になりだしたりするじゃないですか。
その点この「レコードアカデミー賞」プレイリストそれこそピアノソナタからオーケストラの荘厳な交響曲まで、次から次に展開されると、イイ感じの変化があって気にならないのです。
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