【SankeiBiz掲載】おうちご飯のレシピ×調味料 「SPICE&HERBシーズニング」の新機軸

それにしても、いつも思うのですが、人にはそれぞれ「気質」がありますよね。
私は良くも悪くも、自分になじみのない生活習慣や文化に柔軟なようにどうも生まれついてしまったようで、若い頃からなんでもかんでも自分の生活スタイルに取り入れてきました。別にカッコつけでも無理をしているわけでもなく、自分にとってはそれが自然だったのです。
逆に、年々気づかされたのは、どうも世の中の多くの方はそんな生活習慣はまったく関心がなく、むしろ積極的に抵抗があるようだと。

例えば、屋外での食事。最近でこそ多くのレストランにテラス席が用意され、当たり前に外での食事の気持ちよさも受け入れられてきたように思いますが、ここに至るまでは実に長かった。20代の頃、私は週末になると車を1時間走らせて当時圧倒的に珍しかった東京湾沿いの某レストランでランチすることを楽しみにしていたのですが、逆に言えばのこのこ1時間いかなければそんな場所はありませんでした。しかも、友人たちにもランチはウエルカムだけれども、屋外はイヤだとの意見が多数で、結局テラスランチに不承不承ながらも付き合ってくれるメンバーは限られていたように思います。
今は、ありがたいことに随分変わりましたし、コロナでますますテラスのあるレストランは増えてくれることと思います。
隈研吾氏の記事に意を強くする。アフターコロナは外気の時代
人間って結構鈍感で頑丈にできているなあといつも思います。ちょっとやそっとのことでは死なない。 もちろん反面、打ち所が悪ければ的なこともあって死んじゃうときはあっけないとも言えるのでしょうが、これを書いている私も読んでくださっている方も幸い...

こんな性分の良いところは、自分のライフスタイル自体は遠慮なく自由に色々試す分、充実していると満足しています。あくまで自分基準ですが、満足に自分基準以外の指標があるとは思えません。
でも悪いところを言えば、往々周囲には理解されにくく共感を呼ばない行動となってしまう瞬間は多々あるようです。「あるようです」とは少々歯切れが悪いですが、主観的にはあくまで最適化された行動なので、私としてはなかなか周囲の空気感まで忖度しきれない場合も多いです。ちょっと前までは、テラス席で食事したいという素朴な願望さえ「こいつキ〇〇イか?」と受け取られることが多かったのもまた事実なのです。

そんな話でいけば、まさに食事こそ保守的の代表選手に他なりません。
やはり、異国の料理。特に、アジア料理などエスニックな料理に抵抗感を感じる人は実に多かった。よっぽど気ごころの知れた人でも、こと食事となれば慣れない食べ物に劇的な抵抗感を示人はすごく多いですから、気を使うものです。
特に、ハーブ、シーズニング、スパイスの類ってとってもデリケートですよね。記事にも書きましたが、誰かの「臭い!」の一言で終了してしまうのですから。
でも日本人のそんな一番保守的な部分もずいぶん変化が感じられるようになりました。
やはり外食産業の貢献が大きいですよね。あの手この手で新しい食文化を提案してくれます。
最近で個人的に一番衝撃を受けたのは、サイゼリアの「ラム肉のアロスティチーニ」というメニューです。日本人にまったく馴染みのない羊肉、しかもオリジナルの香辛料付きで提供されます。一時は大人気で品切れメニューでした。お店に入った瞬間に香る異国的な香りともあいまって世の中変われば変わるものだと思い知らせれました。

そんなスパイス、ハーブへの受容性が劇的に高まった状況を時代背景に、今回紹介したS&Bの「SPICE&HERBシーズニング」本当に素晴らしい商品企画、ブランディング戦略と感じましたので紹介させていただきました。

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