コロナ騒ぎで４月から徐々に在宅勤務へシフト。
世の中は「テレワーク」とよぶけれど、モバイルwifiは使わないようにと言われ、“どこでも仕事場”とはならず、自宅でのみ許されているので「在宅勤務」の認識。
憧れだった在宅勤務
どこの家でもネットワーク環境が整備されつつあるこの時代なのに、セキュリティ観念を重視するからか働き方への変化は進まない。
と思っていたところ、まさかの感染症におびえる全世界の流れから日本でも急激にテレワーク推進の動きとなりましたね。「テレワーク」って特定の場所で働かなくてもよいものでしょうけど、自粛や休業要請などからカフェで仕事をするわけにもいかないし、私の場合は自宅で行うようにという注意事項付です。
それでも夢に見た在宅勤務。通勤時間がないって魅力的。この通勤に使われていた時間をどう活用しようかとワクワクしましたよ。最初は。
在宅勤務初日
急遽在宅勤務へ移行したので、インフラ整備が後追いとなりコミュニケーション手段が円滑ではなかったんです。でも悪くもあり、良くもありで、メールだとかチャットだとかで作業を中断されることがなく、集中的に仕事を進めることができて思った以上の進捗があがるものだと驚きました。在宅だとなかなか仕事モードにならないという話を聞くけど、そんなことはなくて社内にいると雑談したり、飲み物買うためだけにコンビニまで出かけたりして、意外と無駄な時間が多いです。
様々な事情で在宅勤務初日は、生産性にかなり手ごたえがある結果で終わりました。
あれから１か月以上
新型コロナウイルスの感染爆発が危惧され、緊急事態宣言により出社したほうが効率がよい仕事の場合でも、出社することが簡単ではなくなりインフラ整備も進んで在宅で仕事することと社内で仕事することの差が埋まってしまいました。
差が埋まっただけではなく、在宅のほうが作業負荷が高まっている気がするんです。
通勤時間がないから仕事を早くに始めることができ、早く始めて早く終われれば・・・という期待をもって仕事をスタートします。ところが、姿が見えず様子がわからないことをいいことに仕事が急に降ってくることも多くなったんです。
なるべく残業をしないスタンスの私なのに、在宅となったら勤務時間が増えました。
通常生活に戻ることになったら同じ稼働時間を求められても困るんですよね。通勤時間を超過勤務時間にあてただけなので。拘束時間内だからできること。
実際には、勤務時間外に作業をしてしまったりもしていますが。
(写真:AC)
出社しないメリット
＜個人＞
・通勤時間をそのまま勤務時間に割り当て、残業しても拘束時間は「出社時≒在宅時」
・出社準備がないため、睡眠時間が多めに確保できる
・マスクが減らない
・在宅勤務が長期化したら、化粧品、洋服等の数が減らせる
・非喫煙者にとっては、喫煙者と関わることがないため副流煙の被害がなくなる
＜企業＞
・完全在宅にしたら、オフィスが要らない（賃料というコストダウン）
さすがに完全にオフィスがないのも困るかもしれないが、フリースペースを少し残しておくのか、会議スペースを借りたら経費として認めるのか等
・ハラスメント問題が減る（パワハラは微妙だけど）
なかなか伝えられないスメハラにはお互い悩まされなくなりそう
・交通費も利用した分請求にしてもらえる（コストダウン）
・無駄な紙文化が減る（コピー代等のコストダウン）
くらいですかね。でもメリットはありますよね。
出社しないデメリット
あまりなさそうだけど、
・作業振ったり振られたりの負荷状況が見えにくい
・アウトプットがないポジションだと評価されにくくて不安になるとかあるのかどうか
・入館証等の管理がおろそかになりそう
・ついでの外出ができなくなる
がんばって考えたけど、メリットを覆すようなデメリットは私には思いつかないですね。
在宅にはメリットがたくさんって思っているけど、家族全員が在宅の中で仕事すると
「お昼は何食べる？」「お腹空いた」「暇だからでかけようよ」なんて声をかけられることも多く、それで発生する家事が半端なくのしかかってきています。
出社していたころより自分の時間がないんです。不思議と。
ずっとご飯作っている気がします。
ひとり家で仕事という状況ならば快適な在宅勤務ライフといけそうですが、自粛生活の在宅勤務は仕事と家事と雑用を平行して片付けていくこととなり、さすがに疲労困憊ではあります。
普段は不在だった昼間の自宅近辺
在宅勤務で買い物もなるべく回数を減らすという生活ですが、買い物の回数は極端に減りません。一人で買い物に行って持ち帰れる量は1.5日分くらいじゃないですか。
食料だけじゃなくて日用品も買うと更に食料の量が減るため、3日に1回なんて言われていたような気がしますが、できていないと思います。
まぁ、買い物デーには複数回買いに行けば3日のうち1日だけ買い物行きましたってことにはなりますけど。1日に複数回行くのと、2日に1回買い物に行くことに差は感じられませんでした。
ということで、まぁまぁ買い物していたのですが、平日の昼間くらいしか開いていないお店を見つけたりして嬉しいこともありましたよ。在宅勤務することがなかったらこのお店には来れなかったのか、なんて。
希望的予測・・・となったらいいな
在宅勤務も出社勤務もメリット/デメリットはあるものです。これらを臨機応変に利用できるようになってほしいと考えています。
「今日は出社したほうが効率よい作業だけど、時差出勤にして帰宅は早くにしよう」
「休日出勤で会社に行くのはやめてリモートで休日は在宅にしよう」
「集中して作業したいから、在宅にしよう」
なんて、選択肢が増えるとモチベーションアップにもなりそうです。
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