【第13回 ワ―ママの職場あるある】ひと昔前の発熱対応と隔世の感

知り合いから聞いた話に、あるブラック企業で38度は微熱だと働かされていた人の話を聞きました。37~38度は微熱と呼ぶのは正しいそうですが。一昔前、バブル弾けて間もないころはそんなことが普通だったなと思い出しました。

 

流石に女性は簡単に休んだし、上司もそこに何かを言ってくることは無く微熱での休暇は普通でした。男性ですね、40度近くても出勤するのは当たり前の風潮だったような記憶です。高熱でも出社していることをちょっと自慢気に話され、内心ではさっさと帰れよ!うつすなよ!と思ったものです。先輩だったので当時は心の中で声高に叫びましたが、今だったらリアルに声出していますね。しかし、ブラック企業ではありません。大手企業に名を連ねる会社での話です。

 

当時は、全体的なノリが体育会系で根性論的な思想が幅を利かせていたと思います。

今のような〇〇ハラスメントなんて沢山ありましたよ。暴力はないけど、精神的な暴力はいろいろあったような記憶ですね。それでも心を病む人は稀でした。今やあり得ないことですが、学校での先生による体罰もあった時代を乗り越えてきた人たちですから多少のことには負けなかったのかもしれません。

 

 

あのころは「インフルエンザ」というものもあり、予防接種もあったでしょうが予防接種をうけるように促されることもないし、発熱したらインフルエンザを疑え!インフルエンザだったら〇日は出社するな!なんてものもありません。発熱したからといって診察にいかなければただの風邪としてやり過ごしていたような気がします。

インフルエンザだとしても解熱したら出社していましたよね。

インフルエンザ罹患者が職場で発生してもアナウンスされることもないし。

 

いつからでしょうか、インフルエンザへの企業の警戒感が高まったのは。

解熱後3日くらい出社するな!になりましたね。そしてオフィスでも罹患者が出たので皆さんも気を付けてください、なんて連絡も回るようになりました。

でも潜伏期間中は出社していたわけで、発症したから気を付けても意味がないような気がしています。単純に、罹患者が出たから発熱したらインフルエンザを疑って診察に行け!ってことなのかもしれませんが。

 

インフルエンザの予防接種が推奨されるようになりましたが、毎年、型を予測してワクチンを作成しているとか。予測が外れれば何の意味もないわけです。

しかも予防接種を受けた人が発症するケースが多くて、インフルエンザの予防接種ってなんなんだろう?と個人的には疑問に感じるのです。

インフルエンザ予防接種をうけたのに発症した人がよく「予防接種していたから重症化しなかったよ」と言いますが、聞くと予防接種を受けなかった人と同じくらいの高熱までは出ています。本当に予防接種で重症化を防げるのかどうかもよくわからないのにそういう発言する人が多いのにも違和感です。

 

 

 

そして昨今の新型コロナウィルスです。

ワクチンが待たれていますが、ワクチンが完成しても完全に予防できるものではないと思います。すでに言われていますが、変異したら効果がない。いたちごっこになりうるものですね。けっきょく、インフルエンザもそうですが罹患しない人は罹患しません。これまたインフルエンザも同じですが、保菌しても発症しない人もいるわけです。

では、今の騒ぎはなんなんだろうと不思議に思えてなりません。

 

これが一昔前だったら、37.5度は完全なる微熱の扱いで多くの人が出社していたでしょう。

時代の差なのか、なんなのか。

(写真:AC)

一昔前を知っているだけに違和感を感じます。

この騒ぎで得たものは、テレワークや時差出勤による働き方改革が進んだことでしょうか。

『働き方改革』と言葉だけが躍っていたような状況が、ウィルスによりまさかの進展です。

 

人の考え方や、行動に変化をもたらし、それが日常的なことになっていくかもしれない変化は、何がトリガーになるかわからないものだと実感した出来事です。

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