【第2回 なんちゃってSEのゆらゆら日記】だましだまされ

昨日の初回記事好評につき、早速【なんちゃってSEのゆらゆら日記】第2回の掲載です。

==================

知らずに入った業界だけど、しょうもない会社の多さに驚く。
「ユーザ⇒元請け⇒A社⇒B社⇒C社⇒D社⇒私」
なんていう中抜きされまくった案件を何件も経験した。
中のB社、C社になると、私からは全く姿が見えず伝書鳩だろうと想像する。
そんなコバンザメ社が多く生き残る業界。
再委託禁止というルールの企業が多くなり、かなり変わってきたかもしれないが、つい最近も気を抜いていたら上記構造案件を引いてしまった。
だいたいこういう構造になると金銭面でのトラブルがなんらか発生する。
そりゃそうだ。
本人に入ってくる金額に各社抜き取る金額が上乗せされてユーザに請求される。
だいたい本人が希望する金額は、自分ができることの相場にのっとっているはず。
上乗せしまくった結果、本人のスキル以上のものをユーザは期待する。
期待に応じられない応じたくない金額しかもらってない、という気持ちのズレが生じてなんだか怪しい空気になっていくというのが過去の経験。
プラス、B社、C社みたいなよくわからない会社が生き残っていくことを担う一端を持ってしまっていることへの不満もある。コバンザメとの騙し騙されの関係も他業界、業種、職種でこんなことあるのか?という泥臭い部分を見てきたと思う。
簡単に言うと人売り商売なので。
1人月という単位に対する金額を単価とよぶが、単価って飴1個の値段、リンゴ1個の値段を単価ともいう。
飴やリンゴと同じような商売材料とされているということ。

<写真はイメージです>

そんな泥臭さを知らないころは、仕事がもらえて生活ができるのは有難いと感謝していたものだ。
しかし、不快に感じることは他にもある。
なんと、自分の知らないところで紹介料が発生していた。
説明すると、再委託禁止企業の案件をX社から紹介された。
しかし、X社と契約すると再々委託となってしまうため、再委託のポジションにあるY社と契約することとなった。
となるとX社はただの良い人で終わるかと思いきや、Y社からX社へ1か月分の単価が紹介料として支払われたりする。
Y社がX社への紹介料分の元をとるには、私がそれなりに長期継続勤務することが条件となる。
プロジェクトが安定している場合は良いかもしれないが、早い段階でプロジェクトが空中分解したときにはマイナスをY社が背負うことになりかねない。
ま、こんなことが裏で行われていたりする。
なので気が抜けない。
百戦錬磨の狸を相手にどこまで踏ん張れるかといつもどきどきする。

フリーランスで働くとそんな騙しあいのテクニックを身につけたり。
身につけたくてつくのではなく、オレオレ詐欺の詐欺対策と似たり寄ったりだとも考える。

フリーランスのデメリットもあるが、メリットは自分でキャリア構築が可能であり、それ自体を楽しいと思えるかどうか。
私もメリットを生かしていろいろ考えて試行錯誤して今に至る。
いろいろ経験してきて、あれこれやっていることを良しとしないという人にも会うが、いろいろやってくることが出来て今も続けているから新しいことをやらせても大丈夫だろうと判断してくださる方も多いようだ。(たぶん)
なぜならば、仕事がなくて1か月無職。。。ということは無かったからだ。
なんだかんだ仕事を続けられてきたし、飽きた、アイツが嫌だなんて理由でもプロジェクトを離任してきた。
いちおう契約期間は気にする。
どうにも我慢できないときは相談してみると何か解決策が出てくるものだ。

騙し騙されとまではいかないが、最近は契約期間が1か月更新というプロジェクトも多い。
相手はいつでも終了させることができる。
が、こちらもいつでも離任できる。
これを良しとするか否か。
昔は6か月契約という案件もあった。
最近はそんな長い契約期間は聞いたことがない。
のはずだったが、先日仕様期間の次はプロジェクト終了予定まで一気に契約という話があった。
一気に契約しなくてはならない何かがあるのではないかと勘繰ってしまう。

どこに罠があるかわからないものだ。

【なんちゃってSEのゆらゆら日記】改め【ワ―ママの職場あるある】記事一覧

【なんちゃってSEのゆらゆら日記】改め【ワ―ママの職場あるある】記事一覧へ

記事の更新情報をお届けしています。ぜひフォーローください。


facebookはこちらから。

タイトルとURLをコピーしました