【第3回 ラジコでラジオが面白い】確かにナイナイ岡村のオールナイトニッポンは面白くなかった件

ナイナイ岡村氏のオールナイトニッポンでの発言が炎上した件は、ネットメディアを中心にすでに多く語り尽くされているようですのであえて触れません。

私自身、炎上した回の放送を聴いたわけではないですし。

でも、ラジコの良さで色々グルグルなんか面白い放送はないかと、探し歩いていますから、
ナイナイ岡村氏のオールナイトニッポンも何度か聴いていたんですよね。

さすがオールナイトニッポンも豪華ですよね。最近パーソナリティに復帰して話題の森高千里から、星野源、オードリー、霜降り明星などなど人気者揃いですからね、とても全部チェックしきれません。
オールナイトニッポンパーソナリティ
TBSのJUNKもラジオの帝王伊集院光はじめ、おぎやはぎ、山里良太など安定のラインアップですよね。
JUNKパーソナリティ

やっぱり深夜放送こそラジオの華。昔は、聴きたいけど寝落ちで私などはほぼ聴けないまま終了していました。
今や、いつ何時でも、ジョギングしながらでも聴けるわけですから良い時代です.
(ラジコのブランディングについて私がSankeiBizさんに書いた下記記事もぜひご覧ください)
【SankeiBiz掲載】レガシーメディア再興か ラジオがネットでパワーアップ、ラジコになった
メディアを取り巻く環境が激変し、テレビも新聞も雑誌もビジネスモデルの更新に四苦八苦しています。 でも意外とラジオはインターネット時代にポテンシャルを発揮する、むしろインターネットがプラスに作用するんじゃないかと予感しています。 ...

それにしても岡村さんのオールナイトニッポンなんですが。
私自身、岡村さんの芸風は嫌いじゃないので、早い時期に何度かラジコで聴いたんです。

が、正直まったく面白くなかった。
というよりも、何というか超シュールとしか言えない放送だったんです。
まず語り口が、かなりボソボソしている。もちろん深夜番組ですから、”ひとりごっつ”上等なのですが、テンションが低すぎる。
爆笑問題のハイテンションと真逆のローテンション。
それでも面白い話をしてくれれば良いのですが、岡村氏の近況報告というか、「大河に出てるオレが、こんなスケジュールで撮影中」とか「日本アカデミー賞会員のオレがこんな映画の試写をどうこう」とか。
もちろんシャレではあるのですが、話にオチがないまま延々ですからね。これは果たして放送なのか?という疑問が湧いてくる仕上がりです。
まあ、言ってみれば「電話」ですね。学生が深夜延々と友達と長電話してどうでもいいことを話ながらそのまま寝てしまうアレです。

  
私なぞはそういう趣味がないので、あまりの内容にむしろきっとこれは伏線か何かで、とんでもないカタルシスがこの先待ち受けているのか?と、それはそれでヒマな期待をして結構聴いていたのですが、何も起きやしませんでした。
やっぱり岡村氏の面白さって、あの表情とか風体なのかもしれませんね。

私とて、ラジオの深夜番組の数字を知らないわけではありませんから、本当に一握りの岡村ファンしか聴いてないだろうことは察しがつくのですが、今やラジコで放送時間は関係なく私のようにビッグネームに惹かれて聴く人間も少なからずですからね。
矢部氏の説教にもあったようですが、裏通りで常連相手にひっそりとやっていたバーが、表通りが開通して客層や客入りが変わったことに気が付かなかった悲劇かもしれませんね。

まあ、どちらにしても岡村氏のこの番組はオススメしませんが、ラジオもラジコで炎上できるほどには再興してきていますよということではないかと思います。

[「ラジコでラジオが面白い」過去記事一覧へ]

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