昨日アゴラに記事を寄せさせていただきました。
いや徳井氏には何の恨みもなく、むしろあまり良く知りません。
たまにテレビで見かける限り、博多大吉さんなんかもそうですけど、ちょっとした俳優さんのような顔の良さに、「あ～今は芸人さんがイケてる時代なんだな～」と今更ながら当たり前の感想を持つぐらいでした。
もう少しあえて言えば、すごく賢そう。まあ賢くなければMCや芸人さんはできないのでしょうが、ちょっとビジネスマンライクな正統感に、芸人さんも今はこうな真っ当感のある人の仕事なのだ！と、さらにびっくりしていたぐらいです。
そんな薄い認識の中だからこそ、逆に本当にビックリしました。
私もサラリーマンから独立しましたので、税務署とのお付き合いはあります。
ビデオ屋のエピソードが出てきましたが、どうでしょう、ビデオ屋だって1ヶ月もすれば結構おっかけてくるでしょうし、ましてバックレることなんてできるともちょっと思えない。街のビデオ屋さんなんかこそ結構荒業をしかけてきそう。
実際私は駐車場に車を長期放置せざるを得ないときがあり、マイカー奪還のために泣く泣く超高額な駐車料金を払ったこともあります。
一般でそれなのですから、まして「徴税権力」とまで言われる税務当局が、そんなに甘いわけがない。
そう考えると、正統派のルックスも相まってあまりのギャップある報道内容にちょっと自分の理解が追い付かず。一体何が起こっているのか、興味を惹かれてしまったというのが実態です。
多分世の中の人もそんな感じだと思います。
ご本人がおっしゃるように「想像を絶するだらしなさ。」だけが原因ならば、全然私はOKです。
どうせ追徴課税も大枚払い自分が痛いだけでしょうし、私は記事でも触れましたが、芸能人や芸人に人一倍「非日常」「破天荒」を求めていますので、むしろ「スゲーなー」で拍手します。
でも何かしっくり腑に落ちない。記者会見がクレバーすぎる。
どう見てもそんな破天荒な人に見えない。
一体どうなってるんだ～と！人知れずモヤモヤしていました。
そんなに自分に関係ないことでも、やっぱり世の中で腑に落ちないことは気持ち悪い。
そうこうしているうちに、記事本分でも紹介した。
「ドバイに関していうと、税金というものが一切ないのよ。所得税、法人税、消費税、何にもいらんのよ」
という過去の本音トークも紹介されたり。結構経費はまめに出してたり、高級マンションを買ってたりで、世知辛い一面も暴かれていき。
これにてようやく、あーやっぱり「税金大嫌い」な人なんだなと、納得できました。
世の中には一定層いる属性だと思います。まあ周囲や育った環境などの影響も大きいのでしょうね。税金を払うことをお金を燃やすことぐらいのレベルで嫌悪している人です。
理屈で言えば、行政の効率性や役割に対して根強い不信感や軽蔑があるとも言えるかと思いますが、私の経験上は理屈を超えた感性です。そこら辺の機微は下記記事でチップを絶対に忌避する友人を引き合い紹介させていただきました。
「だらしない」だけならOK。私は目くじら立てません。あとは税務当局の仕事です。
「税金大嫌い」はOKではありませんが、私は関心がありません。いやこれについては、世の中にありふれた話なのでこれこそ税務当局にお任せです。多分、海外移住できるレベルの人でない限り、そんな上手く税務当局をごまかせない気はしますけど。知ったこっちゃありません。
今回の件は「だらしない」ｘ「税金大嫌い」という珍しい組み合せにとにかく注目せざるを得なかったということです。
それにしても、逆に今回のケースを反面教師に、芸能の世界に生きる人は「だらしない」はOK。でも、お金で世知辛さを感じさせてはダメという法則を今更ながらに感じた次第です。
徳井さんも豪快に金払い良くやっておけば、その何十倍もまだまだ稼げるのに、いずれ復活はするのでしょうが板東英二さんではないですが、世の中やスポンサーは意外に税金がらみは嫌がりますからね。
それこそもったいないお話ではありますよね。
*サムネイル写真はTBS番組公式より
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