【アゴラ掲載】コロナインフォデミックの戦犯たち(最終回) 今、国家リーダーが収束させる時

アゴラにて連載させていただいた「コロナインフォデミックの戦犯たち」シリーズの最終回を本日掲載いただきました。
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この連載を書いていて改めてつくづく感じたのは、エリートの劣化です。
「政治家」「科学者」「医者」「メディア」と言う、本来は社会の良きエリートであるべき人々が危機においてそのしょうもなさの馬脚を現してしまっている。

一つ大きく感じるのは、「視野狭窄」です。
社会的分業の進んだ現代社会では、エリートとて担う部分は一部です。明治維新の英傑やリーダーとそこが違う。
エリートの誰もが、本来の「天下国家」に思いを致す習慣を失ってしまっているのです。

まさに「専門家」という言葉が表すように、「医者」「科学者」で構成された「専門家会議」が感染予防一辺倒で、一切国民の「生活」や「経済」に対する洞察に欠けていました。
世間には「専門家」の役割はそれで良い、政治判断するのは「政治家」の役割だという「役割論」が根強いようですが、緊急事態宣言を検討する状況において、その肝心の「政治家」が機能していないことは明らかだったわけで、答申を丸呑みすることはもはや分かり切ったことだったわけです。それを知りながら彼らは、専門外に対しては無責任を自認しつつ日本経済に対する大きな禍根を残す答申を行ったわけです。

「メディア」の人はもともとエリートまでの役割を期待されていないでしょうが、当人たちはジャーナリストとしてプライドは高いわけです。でも、結局目先の「視聴率」や内輪で褒められる煽り報道に邁進しています。
あげく並居る日本のスポンサー企業にさえ大きなダメージを与え、自分たちのビジネスモデルさえ崩壊させようとしています。
メディアビジネスに関わる私から見るに、大手メディアを大手メディアたらしめているのは、メディア創業期の創業者たちの優れたアントレプレナーシップによる強固なビジネスモデルがゆえですから、その盤石のプラットフォームがゆえに報道する立場を与えられている彼らが、非常に視野狭窄の煽り報道で視聴率獲得だけに邁進し結果自らの基盤や信頼性を毀損する姿は、不条理そのものです。
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もちろん何と言っても、社会のリーダーたることを期待されている「政治家」が一番期待外れであることに異論はなかろうかと思います。

確かに、歴史的にエリートを成立させていたのが「情報の非対称性」つまり「庶民が知り得ない情報を独占している」、そしてまた「発信するための手段をも独占」しているという構造だったとすれば、現代のネット、SNS社会はエリートが成立にしくい社会であることは間違いありません。

それとあとは、教育の問題もある。あまりにも社会的分業を意識した「専門家」像に偏り過ぎており、本来の歴史観・文明観というリーダに必要不可欠な視点の教育があまりにも手薄です。

とは言え今回のコロナ危機で明らかになったことですが、やはり人間社会にリーダーは必要です。特に危機においては。
結局、良きエリート不在、リーダー不在の日本を作ってしまったのは、ネガティブチェック、足を引っ張るメンタリティーに陥ってしまった日本人自身かもしれませんね。積極的にリーダーを育ててこなかった。

色々、考えさせられるところです。

とにかく、今回のコロナパニックはあくまで我々日本人が自らおこしていることです。
コロナで日本人は死にません。5か月で1010人。しかも亡くなった方の平均年齢79.3歳。。ハッキリ言えば寿命です。
だれだって天寿を全うすれば、最後は肺炎などで亡くなるのと変わりません。

一方で、年間102兆円予算、1100兆円の債務をかかえる日本が233兆円のコロナ予算の大盤振る舞い。
そっちの方がはるかにヤバいに決まっているではないですか。

そろそろ目を覚ましましょう。
このままインフルエンザの季節になれば、多くの人が発熱します。
このコロナ・インフォデミックのまま、そんな状況に突入すれば、戦後75年の日本奇跡の繁栄は終了します。
ぜひ、下記記事をお読みいただければと思います。
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