衝撃!「ホンダ」テレビ番組スポンサー撤退は、テレビ広告市場崩壊の予兆か。

大変衝撃的なニュースが飛び込んできた。ホンダが少なくとも10番組ほどのテレビ番組の提供を降りるとのことです。

このニュースが真実だとすれば、
1番組30秒提供だとしても1番組年間2億円~4億円、10番組で年間20~40億円だから並大抵のことではないですね。もちろんこれでテレビ広告から一切撤退するということではないでしょうが、少なくとも1クール(13週)契約。実質的には1年単位でも出たり入ったり簡単にさせてもらえるものでもないテレビ番組提供からは降りて、逐次発注のテレビスポットで必要な時期だけに絞りたいのでしょう。

StockSnapによるPixabayからの画像

もちろん、テレビ局、広告代理店からの強烈な引き留め活動は行われているでしょうが、こういう話が外部に聞こえてくる限りは少なくともかなり交渉は行き詰まっているのではないでしょうか。ホンダさんとしても並みの決意で交渉していないでしょう。

ちなみに広告代理店は某1社扱いのはずですので、これはこれで大変です。
(怖い!すでに提供番組のページが終了している)

Honda | アクセスしようとしたページが見つかりません。

今月8日に外部からのサイバー攻撃を受けて国内外の工場において生産などに大きな影響が出た大手自動車メーカーのホンダ。その影響によって、あの超人気番組からの“撤退”も現実味を帯びてきているという。

と理由がありますが、これは明らかに口実ですよね。サイバー攻撃は大変でしょうけれど、一時的な事態でなければ困るでしょうから通常時であれば、テレビ番組提供も維持したに違いありません。
そもそもホンダは日本事業赤字と言われ続けてきましたし、このコロナでさらに危機的な事態であることは間違いありません。
ホンダ、7月は国内3工場で一時停止 9500台に影響 - 日本経済新聞
ホンダは12日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を踏まえ、乗用車を生産する国内3工場を7月に一時停止すると発表した。寄居工場(埼玉県寄居町)は7月3日、10日、11日、17日の4日間、狭山工場(同狭山市)は17日、鈴鹿製作所(三重県鈴鹿市)は3日、10日、17日の3日間、それぞれ休止する。3工場合わせた影響台数は95...

クライアントや業界関係者にも憤っている人は多いですからね。ネット広告費がテレビ広告費を抜いたのが昨年。テレビ局が日本経済やスポンサー企業の事業、世の弱者の方などに対する一顧だの考慮もなく、コロナウイルスのゼロリスク対策のみの視野狭窄な番組づくりで目先の視聴率ねらいに邁進したのが今年。

テレビ広告のスポンサーになることはかつて一流企業の証でしたが、テレビ広告のスポンサーであることが情弱企業の証になる時代のターニングポイントがついにきたようにも思います。だとしても、テレビ局の自業自得でしかありません。
まさに、おごれるもの久しからず。の状況という他なく、長年の信頼や関係性を考えるとやるせない思いでいっぱいです。

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