バーボン界のアメリカンゴシック 【オールド・グランダッド・ボンデッド-OLD GARAND-DAD Bonded】

最近はバーボンにはまっています。ウイスキー全般を通年良く飲むのですが、夏は暑いですからね。炭酸割りにするとバーボン独特のスモーキー感とかシンプルで粗削りな感じがスッキリとさわやかに感じるのです。


<写真筆者、以下同>
「オールドグランダッド」。「ひいおじいちゃん」ですよ。
今時演歌でもちょっと見かけないようなタイトルというかネーミング、ド直球でマイペース過ぎませんか?
3代目のレイモンド・B・ハイドンが祖父である創立者ベイジル・ハイドンの業績を称えて名付けたとのことですけど、おいおい勝手だな。
パッケージも渋い。

なんで、開拓時代のアメリカ人ってひげはやしてるんですかね。
単純に、そるための髭剃りも、水も豊富じゃなかったということかもしれませんが。
この肖像が古~い感じを出している。イメージ「ホーンテッドマンション」ですかね。

私は、This is Americaとを感じるとき、1930年ウッド作の「アメリカンゴシック」を思い出します。

<Wikipediaより>
シカゴ美術館所蔵らしいですね。ロッキーホラーショーなどでもパロディされていたので有名です。
この、日々の農作業をつまらなさそうに毎日毎日一生続けながら、都会にも外食にも、バーにも一生いかないアメリカン農夫が、夜家で黙って飲む酒が、私にとっての「オールドグランダッド」です。
「男はだまってサッポロビール」は秋山晶ですが、アメリカン版「男はだまってアメリカングランダッドを飲む」って感じですよ。

よくぞつけたり「アメリカンゴシック」というタイトル。
まさにこの酒を「アメリカンゴシック」と呼びましょう。

今回飲んだのは、ボンデッドという奴。1lボトルで2500円弱。無茶苦茶高くはありません。
ボンデッドは4年以上ある一定の方法で貯蔵したものにつけられるネーミングのようですね。
なんでも現在はジンビーム社が製造しているらしいです。


色もしっかり濃い。この濃さなんか安心しますよね。
味は、バター感とかオイル感のあるねっとりする甘さを私は感じました。
その分硬さは感じませんので飲みやすいタイプかなと。お肉料理とかにあいそうです。
粗削りなのがバーボンの良さとは思いますが、このお酒はちょっと癒してくれるようなマロさが信条ですね。

それにしても、同じバーボンなのに、オシャレ系もあれば真反対もある。
これを家飲みで楽しめるなんて。素敵な時代じゃないでしょうか?


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