「ホモデウス」を読む

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【台風19号 号外版 】衝撃の書「ホモデウスを読む」 – 本当に地球は壊れかけているのだろうか?

台風19号が上陸した。 テレビでは多摩川、荒川という関東平野の巨大河川が氾濫警戒水域を超えたことを知らしていて不穏です。 私の住んでいる地域では先ほどから公共スピーカーが何かを警告しるようですが、風雨の激しい音で ほとんど聞き取れない...
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【第15回】衝撃の書「ホモデウスを読む」 – 「死」は無念のゲームオーバーなのか?

じつのところ、現代の医学はこれまで私たちの自然な寿命を一年たりとも延ばしてはいない。医学の最大の功績は、私たちが早死にするのを防ぎ、寿命を目いっぱい享受できるようにしてくれたことだ。たとえ今、私たちが今癌や糖尿病をはじめとする主な死因を克服...
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【第14回】衝撃の書「ホモデウスを読む」 – ヒトが150歳まで生きる時代が来る?

それならば、平均寿命を倍にするといった、もっと控えめな目標から始めるほうがいいかもしれない。人類は二〇世紀に、四〇年から七十年へと平均寿命をほぼ倍増させたから、二一世紀には、少なくとももう一度倍増させて一五〇年にできるはずというわけだ。不死...
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【第13回】衝撃の書「ホモデウスを読む」 – 死という厄介な概念

歴史を通して、宗教とイデオロギーは生命を重要視しなかった。両者は常に、この世での存在以上のものを神聖視しし、その結果、死に対して非常に寛容だった。それどころか、死神が大好きな宗教やイデオロギーさえあった。キリスト教とイスラム教とヒンドゥー教...
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【第12回】衝撃の書「ホモデウスを読む」 – 手塚治虫「火の鳥」が描く「不死」

二一世紀には、人間は不死を目指して真剣に努力する見込みが高い。老齢や死との戦いは、飢饉や疾病との昔からの戦いを継続し、現代文化の至高の価値観、すなわち人命の重要性を明示するものにすぎない。私たちは人間の命こそこの世界でもっとも神聖なものであ...
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【第11回】衝撃の書「ホモデウスを読む」 – 有閑が何を生みだすか

人類は他に何を目指して努力するのか?私たちは自らの幸せをかみしめ、飢饉と疫病と戦争を寄せつけず、生態学的平衡を守るだけでよしとしていられるのか?じつはそれが最も賢明な身の処し方なのかもしれないが、人類はそうしそうもない。人間というものは、す...
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【第10回】衝撃の書「ホモデウスを読む」 – 我々のなかのサル

この新たな平和は、ただのヒッピーの幻想ではない。飽くことなく権力を追い求める政府も、強欲な企業も、やはりこの新たな平和を頼みとしている。メルセデス・ベンツが東ヨーロッパで販売戦略の構想を練るときには、ドイツがポーランドを征服する可能性は考慮...
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【第9回】衝撃の書「ホモデウスを読む」 – 核のメキシカン・スタンド・オフ

それ以上に重要なことがある。しだいに多くの人が、戦争は断じて考えられないものと見るようになったのだ。政府や企業や個人が近い将来について思いを巡らせるときに、史上初めて、戦争は起こりそうな出来事とは考えないことが多くなった。核兵器のおかげで、...
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【第8回】衝撃の書「ホモデウスを読む」 – 「恐怖」と隣り合わせの人生

ところが二〇世紀後半に、このジャングルの法則は、無効になりはしなかったにせよ、ついに打破された。ほとんどの地域では、戦争はかつてないほど稀になった。古代の農耕社会では死因のおよそ一五パーセントが人間の暴力だったのに対して、二〇世紀には、暴力...
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【第7回】衝撃の書「ホモデウスを読む」 – 「戦争」のリアリティ

第三の朗報は、戦争もなくなりつつあることだ。歴史を通してほとんどの人間にとって、戦争は起こって当然のものであり、平和は一時的で、いつ崩れてもおかしくない状態だった。国際関係はいわゆる「ジャングルの法則」〔訳註 もともとは、自然界における適者...
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