気が重いけれど死活的に重要な、偉い人への気遣いのヒント

SankeiBizに面白い記事がありました。

実は私、広告の仕事をしながらも、この「気遣い」という奴に苦手意識があるんですよね。
確かにクライアントやテレビ局などのメディア会社、もちろん広告代理店自体がそうなのですがその組織で出世した人と接すると、十中八九「気遣いの達人」なんですよね。
中には「人たらし」と呼ばれる人も少なくありません。
もちろん、人望がある方々なので、他者に対して気遣いをことさらに要求することはないのですが、それを良いことに無礼講で接してしまっては、達人から未熟な奴と内心で見限られかねません。

やはり、儒教の影響もあるかもしれませんし、そもそも儒教以前に木下藤吉郎が草履を懐で温めたところから引き上げられ、しまいには太閤になった国ですしね。
IT社会になり、もちろん今時そんなことはないよという部分もあるのですが、現場以上の階層には間違いなく
目上の人に対する、「気遣い」文化が脈々と日本のビジネス社会の底流に流れています。

特に、偉い人からの難しい頼まれごと。
これは、ビジネス生活の中でも一番難易度が高いやつかもしれません。
私自身、難しさのあまり気にかかりながらも寝かしてしまって、大いにその重要人物との関係を損なってしまったことがあります。やはり、その件については、その後にマイナスの影響がなかったとは言えないです。

今回の記事の筆者は、「気遣いの人」小渕元首相の秘書だった方です。
昔も今も、永田町はこの種の難しい話のメッカでしょう。現在政界一の実力者、菅官房長官にしてから苦労人のタタキ上げで、気遣いの達人であることは有名です。何も変わっちゃいないのです。
そんな永田町でひとつ対応をおろそかにすれば、おもわぬ政治的危機を招きかねませんよね。
なんともすごい仕事を天職とする方がいるものです。

そういう意味では、今回の記事、苦手意識のある私にとって良いヒントをいただきました。
この「3日後」という、具体的な数字が良い。
苦手意識があると、難しい話は気重に感じながらも時間だけを浪費しがちなもの。
これからは、とにかく3日後と決めてレスポンスするようにしたいと思います。

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