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バンドが解散してしまう理由

昨日BS日テレを何気なく観ていたら、思いがけずBOOWYの解散コンサートをやっていました。
BS日テレ - 「BOOWY「1224-THE ORIGINAL」」番組ページ
「BOOWY「1224-THE ORIGINAL」」の番組ページです。番組情報を掲載。

そんなものがかかるとは思っていないで観たので、結構な衝撃だったのですが、伝説のロックバンド全盛期の演奏は有無を言わせずすばらしかったですね。
頬のこけた氷室京介のちょっと狂気を宿したような雰囲気は、ビブラートのかかった声の魅力と裏腹なハードなイメージで素直にカッコ良かったですし、何より布袋寅泰のギタープレイはこの時すでに完成度が高く、長身を生かしてネックを左右に振りながらの布袋ダンスのステージ映えが半端ではなかったです。

予備知識なく見ていたので、アンコール2曲目”ONLY YOU”をノリノリで一緒に歌いなっがらこれで終わりかな?などと呑気にCMを見ていたら、バックステージの控室にメンバーが下がるシーンが映りました。まあ控室はただの会議用のテーブルに折りたたみ椅子のなんでもない控室です。会場は建て直す前の渋谷公会堂。布袋さんは即座にタバコに火をつけてました。
お、氷室さんがなんか歩き出したぞ。あわててタバコの火を消して追いかけるメンバーたち。
え、もう1曲やるのか~。アンコール3曲なんてサービス精神すごいな、などと見ていたら。
ステージ上のメンバーの雰囲気が固い。ん?どうしたの?と思っていたら、氷室さんから突然今日(1987年12月24日)で解散すると発表したのでした。
そのあとDREAMIN’が演奏されたのですが、やはりそのリアルな解散の瞬間のショックが感じられてドギマギしてしまいました。
会場でその場に立ち会ったファンたちのショックはいかばかりだったでしょうね。

当時はSNSもネットもありませんから、音楽の情報は雑誌やFMからのものがほとんどだったように思います。総じて情報量が少ないですし、情報が伝わるのにタイムラグが今に比べると相当ありましたから。私などはBOOWYの存在を意識したころ、まして自分のお金でライブに行くようになったころにはBOOWYはとうに解散していました。少なくともあの日渋公にいた人たちは、かなり本格的なファンだったに違いないのですから、その衝撃がしのばれます。

それにしても、なんでバンドって解散してしまうのでしょうね。ビートルズ、レッドツェッペリン、ザ・フー。クイーンに至っては大ヒット映画「ボヘミアンラプソディー」で一時解散状態に至るまでの機微がすごくリアルに描かれていました。

<公式Twitterより>

日本だって私の好きだったバービーボーイズも解散してしまったし、などと考えていたらWikiにこんな項目があるぐらいです。
解散した日本のバンド・グループ一覧
もちろんローリングストーンズや日本でもサザンオールスターズなどのように息長くオリジナルに近いメンバーで活躍しているバンドもいるわけですが逆に希少な存在という気がします。
BOOWYにしても、氷室+布袋(松井恒松、高橋まことさんももちろんですが)という2人の天才が一緒に楽曲を作り、レコーディングし、プレイすることでソロでは得られない奇跡の化学反応で生まれる世界観が間違いなくありました。ファンからすればもったいなくてなりません。
私の好きだったバービーボーイズにしても、ボーカルのKONTAや女性ボーカルの杏子さんそれぞれソロで活動しているようですが、残念ながらバンド時代のように大活躍というわけにはいかないようです。そもそもバービーボーイズの場合、KONTAと杏子という珍しい男女のツインボーカルが魅力だったわけで、ソロになられても困ってしまいます。

<amazon.co.jpより>

そんなファン心理の恨めしさと裏腹に、私もアマチュアとは言えバンド活動した経験からわかるんですよね。解散する心理も。
特にアマチュアバンドのメンバーなんて仲の良いものですよ基本は。居酒屋で音楽談義をしてる分には最高の仲間ですよね。でもいざ音楽を作る、演奏するとなると、そう簡単にいかなくなる。まずスタジオでの演奏時点で、テンションがあわない。ボーカルはやる気マンだけど、ベースが全然練習してきてなくて、曲が入っていないとか。ギターはこの曲のこの部分完璧だけど、ドラムがどうも追っつかない。とかその逆とか。そもそも音楽のレベルなんて結構な幅があって、ピッタリそろいようがありません。
次元は違いますがそれはプロのミュージシャンだって同じだと思います。もちろんスタジオミュージシャンなど初めてそこで集まって、初見の楽譜で素晴らしいアンサンブルを一発で決めてしまうわけですけど、一方で独自の高みを究めていくわけですから、才能が飛びぬけていればいるほど誰もそれについていけなくなる場合もあります。
まして、その目指すところが完全にピッタリ一致することなど厳密にはありえないはずです。いわゆる「音楽性の違い」というやつですね。長続きしているバンドはそこら辺のやりくりの仕方が抜群にうまいのだと思いますが。

例えばビッグアーティストと比べることさえおこがましい私でさえ、こと創作となると、例えばメディアに寄稿する際などは、原稿を周囲の人に事前に見てもらい客観的な視点でおかしなところや忌憚のない意見をもらってブラッシュアップしようとするのですが、”て””に””を”は”の一文字さえ、いざ指摘を受けると明らかな間違い以外は、簡単に直せないという感情にとらわれます。なぜならその原稿は、初稿の段階で私が考えるベストな文章であり、何一つかえてもニュアンスや意図が微妙にかわってしまい不本意だからです。
だったら見せるなよということなわけですが、やはり第3者的視点にも理があるわけで、なんとか指摘の意図を組んでブラッシュアップするようにしています。

そんな各々の創作内容のすり合わせを苦労しながら日々行い、天使が微笑んだ瞬間には、本当に奇跡と言って良いバンドならではの作品で我々を楽しませてくれる我らが愛すべきバンドマンたち。
解散するのが宿命のような実際には”はかない”存在かもしれませんが、それだけに成立している瞬間の輝きは私たちを魅了してやみません。

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