【SankeiBiz掲載】「ZIPAIR」の挑戦 合理性をブランド価値に昇華できるか

本日は、SankeiBiz連載中の『ブランドウオッチング』にも下記新記事掲載いただきました。

ZIPAIRのブランディング意欲的だと思いました。
何より、キャビンクルーの制服が基本スニーカーというのが新しい。

JAL傘下だけに、JAL本体のフォーマルポジションと一線を画す上でも良い選択ではないでしょうか?
うまくブランド価値を構築できれば、ローコストで低運賃だけれども安っぽくはないという新しい価値観を訴求できるかもしれませんね。リーズナブルreasonableという言葉は、お値段が手ごろという意味でもありますが、合理的、理にかなっているという意味もありますよね。つまり、合理的だから値段が適正という納得感をきちんと伝えられれば、安かろう悪かろうではない、新しい価値観を構築できるはずです。

堀内太郎さんデザインのアンシンメトリーなユニフォーム、カッコ良いですよね。モノトーンの色もモダンだし、カッティングもシャープでモードっぽいです。ポロシャツなど含めて、その日の業務内容・天候・気分で着回しがかなりのパターン数で可能というのも素晴らしい。

<ZIPAIR公式HPより>

余談ですが、かつて山本耀司氏が三菱銀行(まだ合併前だったような)のためにデザインしたユニフォームも同じくモードっぽくて、着回しがきくタイプで、当時の保守的な銀行観をたたき壊すような素晴らしく先進的でカッコよかったんですよね。ただし、その後そんなに長くたたずして,ガチガチに保守的な”銀行のユニフォーム”に先祖返りしていました。ああやっぱり!ととても残念でしたね。

ZIPAIRは、そんなグダグダにならないことを心から祈ります。
LCCにも志が高い世界をぜひ築いてくださいね。
そんな気持ちを記事にしました。

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