「ホモデウス」を読む

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【第12回】衝撃の書「ホモデウスを読む」 – 手塚治虫「火の鳥」が描く「不死」

二一世紀には、人間は不死を目指して真剣に努力する見込みが高い。老齢や死との戦いは、飢饉や疾病との昔からの戦いを継続し、現代文化の至高の価値観、すなわち人命の重要性を明示するものにすぎない。私たちは人間の命こそこの世界でもっとも神聖なものであ...
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【第11回】衝撃の書「ホモデウスを読む」 – 有閑が何を生みだすか

人類は他に何を目指して努力するのか?私たちは自らの幸せをかみしめ、飢饉と疫病と戦争を寄せつけず、生態学的平衡を守るだけでよしとしていられるのか?じつはそれが最も賢明な身の処し方なのかもしれないが、人類はそうしそうもない。人間というものは、す...
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【第10回】衝撃の書「ホモデウスを読む」 – 我々のなかのサル

この新たな平和は、ただのヒッピーの幻想ではない。飽くことなく権力を追い求める政府も、強欲な企業も、やはりこの新たな平和を頼みとしている。メルセデス・ベンツが東ヨーロッパで販売戦略の構想を練るときには、ドイツがポーランドを征服する可能性は考慮...
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【第9回】衝撃の書「ホモデウスを読む」 – 核のメキシカン・スタンド・オフ

それ以上に重要なことがある。しだいに多くの人が、戦争は断じて考えられないものと見るようになったのだ。政府や企業や個人が近い将来について思いを巡らせるときに、史上初めて、戦争は起こりそうな出来事とは考えないことが多くなった。核兵器のおかげで、...
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【第8回】衝撃の書「ホモデウスを読む」 – 「恐怖」と隣り合わせの人生

ところが二〇世紀後半に、このジャングルの法則は、無効になりはしなかったにせよ、ついに打破された。ほとんどの地域では、戦争はかつてないほど稀になった。古代の農耕社会では死因のおよそ一五パーセントが人間の暴力だったのに対して、二〇世紀には、暴力...
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【第7回】衝撃の書「ホモデウスを読む」 – 「戦争」のリアリティ

第三の朗報は、戦争もなくなりつつあることだ。歴史を通してほとんどの人間にとって、戦争は起こって当然のものであり、平和は一時的で、いつ崩れてもおかしくない状態だった。国際関係はいわゆる「ジャングルの法則」〔訳註 もともとは、自然界における適者...
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【第6回】衝撃の書「ホモデウスを読む」 – 科学は、宝くじ級の長寿を実現し、そして奪う?

ところが、過去数十年間に、感染症の発生数も影響も劇的に減った。とくに、世界の小児死亡率は史上最低を記録しており、成人するまでに亡くなる子供の割合は五パーセントに満たない。先進国では、その割合は一パーセントを切っている(11)。この奇跡は、二...
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【第5回】衝撃の書「ホモデウスを読む」 「疾病」:生が例外か。死が例外かそれが問題だ。

その答えは、何千年にもわたって不変だった。二〇世紀の中国でも、中世のインドでも、古代のエジプトでも、人々は同じ三つの問題で頭がいっぱいだった。すなわち、飢饉と疫病と戦争で、これらがつねに、取り組むべきことのリストの上位を占めていた。 ...
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【第4回 緊急連載】衝撃の書「ホモデウス」を読む – 狩猟採集生活から飼育栽培生活へ

さて、前回紹介した文明論的要素が感じられる米ドラマシリーズ「ウオーキングデッド」の続きです。文明が崩壊し、最初の数年は残った食料を漁る生活です。特に、シリーズの前半では往々悪くないご馳走を発見することもあります。ゴルフ場の豪華なクラブハウス...
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【第3回】衝撃の書「ホモデウス」を読む – 拷問のような苦しみ=飢えるということ

「ホモデウス」は、概ね我々がすでに知っていることをベースに書かれています。もちろん、著者のハラリ氏の圧倒的な博学は、的確な事例や裏付けをその圧倒的な知識量から抽出し、読者を力強く説得してくれるのですが、あくまでベースにあるのは歴史、科学の基...
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