母親の立ち位置
『二月の勝者』という漫画をご存じでしょうか。
（画像：ビッグコミックブロス)
まだ、我が家が中学受験を考えずにSAPIXへ通わせていた３年生のときに、同じくSAPIXに通わせているママから紹介いただきました。その時は、「受験しないしなぁ」と思ったのですが、周りからの流れもありお借りして読ませていただきました。
(全5巻セット)
(1～5 各巻)
中学受験の合格には「父親の経済力」と「母親の狂気」、とありました。
私もそうですが、共働きで通わせているご家庭も多いので経済力に“父親のみ？”とは思いましたが、そこはスルーするとして、「母親の狂気」。
怖い、母親の狂気？と。
その頃は、自分は無関係と思っていました。
まさかの中学受験参戦！！
この漫画は、塾目線で中学受験を描いています。
（漫画内に登場する“フェニックス”は“サピックス”でしょうか(笑)）
塾は、利益を追求する営利団体であることを再認識させられる内容でもあり、引き気味で読んでいました。
しかし、高校受験は内申という勉強するだけでは評価されない、先生次第の評価が加わり、中学受験は内申ではない純粋な試験の点数だけで勝負できることを教えてもらったのです。
それと上の学年に行くにつれ、SAPIXのスケジュール、勉強量についていくにはモチベーションがなくては子供も辛いと聞きました。
公立中学校の雑多な付き合いも成長するにつれ、薄くなっていくだろうから、その経験もよいのではないかと考えてもいましたが、通うのなら努力で掴み取る喜びを目指すことに考え直しました。
では、子供自身はどう考えているのか。
一緒に通っているお友達が何人かいるのですが、その子たちが受験の話をするからか「私も受験をするのだろう」という気持ちになっているようです。
現段階のモチベーションは？
まだ、目指す学校は決まっていません。
女子校がいいのか、共学がいいのか、どのくらいまで通学時間がかかってもよいのか、学校の立地はどの辺りがよいのか・・・等々、検討すべき条件を選択するところにも辿り着けていません。
時間がある４年生で、なんらか学校見学をしておくことを勧められました。
学園祭などを何校か周ってみたいと考えています。
父親と母親
ブログなどでは、パパが勉強を指導されているご家庭の話をおみかけします。
しかし、私の周りでは、パパが勉強を見ることはあっても全体的な推進はママがやっているご家庭が圧倒的です。
ワーママでも同じです。
私もそうですが、仕事しながらだと家庭学習に日々１~2時間かかると、残業している場合ではないのです。
残業しなくても、ご飯を作って食べさせて、お風呂に入れて、学校の宿題を確認して、やっとSAPIXの家庭学習だとそれだけで子供の寝る時間となっていまいます。
自分の時間なんてないし、家事だってこなせないこともあります。
サポートと簡単に言いますが、それくらい負荷があるんです。
それでもこの経験は、プラスになれどマイナスにはならないと思えるから頑張れます。
もしも同じ状況でママの家事に不満を抱いているパパがいらっしゃいましたらご理解いただきたいですね。
もしくは、家事全般をパパが受け持つから、中学受験のサポートを全力でやってくれ！と言ってもらいたいくらいです。（笑）
『二月の勝者』からの学び
この漫画からの気づき、学びは少なくないです。
自分の中でモヤっとしていた事項が、「そうそう、これ。そうだよね。」と考えていたことが合っていると再認識できたり、この段階でこういうことを言ったり、やらせてはいけないんだなとか、こういう考え方を親が持ってはいけないなとか。
一緒に通っているママ達との交流
もうひとつ、SAPIXに通って中学受験を目指すのに有難いのが、一緒に通っているお友達のママ達と悩みを共有したり、疑問を投げかけるとアドバイスをもらえることです。
例えば、
・中学受験をするかしないか
・家庭学習をさせることでの親のストレス
・理解できない問題の扱いについて
・学校の宿題とSAPIX家庭学習の両立について
などなど、様々なことを相談させてもらっています。
同じ悩みをもっていることが分かるだけでも、安心できます。
情報の収集も人それぞれなので、自分ひとりでは偏ってしまうだろう情報収集が幅広くできるのではないかと思います。
親のほうがくじけそうになるときに、他の人も同じように努力しているんだと思うと頑張れたりもします。
本当にありがたく、感謝でいっぱいです。
みんな笑顔で2022年4月を迎えたいですね。
【過去記事一覧】ママのSAPIX奮闘記-2022年2月へのビクトリーロード
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