【SankeiBiz掲載】さらば青春の光−ありがとう「東急ハンズ」

初めて東急ハンズ渋谷店に行った時の衝撃は今でも忘れられません。
何せある時代まで、文房具は文房具店、画材は画材屋(しかもどこにでもはない)、まして工具やネジなどは金物屋なのでしょうけれどあまり商店街にはそんなものありませんでしたから、それこそどこで買ったら良いかわからなかったわけです。そんなもろもろやもろもろのカテゴリーに入らないまでも含めて所せましと並んでいたわけですから超刺激的なお店でした。

逆に言えば、ハンズ以降のお店、もちろんロフトや無印良品などは筆頭ですが、ホームセンター業態やバラエティショップなどハンズの影響やインスピレーションを受けて大進化したんだとも言えます。
究極は100円ショップですよね。今や100円ショップの品ぞろえが当時の東急ハンズに最も近いかもしれません。それが110円で売られているわけですからね。ハンズも厳しいわけです。

もう一つの競争相手は、ネット通販。もっと具体的に言えばアマゾンですよね。ネジだとか例えばあらゆる番手の紙やすりが欲しいとして、それらをこれでもかと揃えているところがハンズの魅力的だったわけですが、アマゾンに自宅から頼めば下手をすれば今日中に届けてくれる時代です。そこもハンズが厳しくなった背景ではあります。

とは言え、もっと抗いようはあったように思いますが、そこは成功体験でしょうかね。やはり自らの文法を変えることができず正直マンネリ化も顕著だったと思います。

とは言え、我々のライフスタイルに大きな影響を与え、貢献した東急ハンズ。
感謝と寂しさを込めて記事を書きましたのでぜひご一読いただきたいと思います。


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