【SankeiBiz掲載】「おせち」商戦の盛り上がりが寿ぐ日本の未来

コロナ以降世の中悲観論になんとなく覆われていてまだまだ霧が晴れ切らない感もあります。そんな中で特に経済産業面で日本の停滞感だけは確かにくっきりと浮かび上がってきていて、やはり心配の種は尽きません。
筆者自身、この「たんさんタワー」で都度都度、日本の経済産業に対する楽観的ではない記事を書かせていただいてきました。

とは言え、ものは考えようだなとも思うのは、確かに昭和の高度成長からバブルを経て、失われた30年という時系列で最近の体たらくを考えれば嘆きたくもなるわけですが、先日長年海外に住んでいた高齢の親戚と高速道路を走りながらそんなことをボヤいていたら、「そうかもしれないけれど、日本には今やこんな立派な高速道路もあるんだし、悲観ばっかりすることもないんじゃないの」とやんわりと諭されました。確かに戦争直後を知る親戚からすれば、まさに今の日本は何不自由のない社会ですし、高速道路などの交通環境から通信環境、ある意味ほとんどのインフラに恵まれているわけですから起業するにも何も障害などまったくありません。

ちょっと引き合いに出すのは申し訳ないのですが、タイのバンコクなどに行きますと部分的に成長を感じさせてくれる部分も多々あるのですがまだまだ道路インフラなども不完全で、それこそ「中進国の罠」という言葉もありますが、いよいよ先進国レベルの産業経済力というフェイズにいくにはまだ何段もハードルがあるように見受けられます。(もちろん大好きな国であることに変わりはありませんが)
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まあ要は生活、仕事何をやるにも日本のように当たり前に快適、便利にはできないということです。

やはり日本の生活文化は、ある種の極みというか、世界最先端のものがありますよね。
そんなことを年末「おせち」商戦の盛り上がりっぷりを横目にみながらすごく感じていたのです。

いやー。本当に百貨店の「おせち」パンフレットなんて見物ですよ。
パンフレット自体が玉手箱、ありとあらゆるジャンルのシェフやレストランが、それこそ「威信をかけて」「趣向を凝らした」おせちの数々は、まさに眼福の窮み。

こんなすごいものが豊かな文化、時代、豊穣の象徴でなくて何というのかということなんです。
ぜひご一読いただけますれば幸いです。


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