笠りつ子選手、暴言騒動からの復活優勝は色々メデタイ。

笠りつ子選手が5年ぶりの優勝を飾ったとのことです。

<国内女子ゴルフツアー:ヨネックス・レディース>◇最終日◇6日◇新潟・ヨネックスCC(6435ヤード、パー72)◇賞金総額7000万円(優勝賞金1260万円)◇無観客開催

首位から出た笠りつ子(33=京セラ)が、3バーディー、ノーボギーの69で回り、通算12アンダー、204で5年ぶりの優勝を飾った。16年8月のニトリレディース以来、通算6勝目。
(中略)19年には、マスターズGCレディースの会場で風呂場にタオルがないことに腹を立て、「死ね」などの暴言を吐き、日本女子プロゴルフ協会から厳重注意などの処分を受けた。
笠りつ子5年ぶり優勝 19年暴言で厳重注意 出直し誓い6勝目 - 国内女子ゴルフ : 日刊スポーツ
首位から出た笠りつ子(33=京セラ)が、3バーディー、ノーボギーの69で回り、通算12アンダー、204で5年ぶりの優勝を飾った。16年8月のニトリレディース以… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)

いやあ、良かったですね。実に。

筆者の立場は、笠選手の暴言は良くなかったっとしてキチンと謝ったわけですし、ぜひ反省してがんばって欲しいというものでした。やはり、現在世の中にあふれる不祥事を起こした人に対する過剰なバッシングは世の中を住みにくくしていると思っています。

<写真:JLPGAホームページ>

むしろ興味があったのは、そんな暴言を吐いてしまった背景に、笠選手のように33歳でベテランと言われ、若手や外国人選手台頭の中で、何年間も優勝できない辛さ、焦りの凄まじく厳しい背景の方でした。
毎週同じような顔ぶれで転戦するプロゴルフツアーですが、やはりそこは勝負の世界。慣れあいだけではどうしようもない厳然とした結果が常について回ります。
昨年まで毎日顔を見ていたのに、シード権を逃して姿が見えなくなったまま引退していく選手が、華やかなルーキーの陰に必ずいるわけです。

まして不祥事を起こしたあともスタッフ、プレイヤーともに同じ顔ぶれの多いツアーの世界。
なかなか笠選手にとっても針のムシロだったに違いありません。

だからこそ5年ぶりの優勝本当に素晴らしいじゃあないですか。

絶対に人間としても、プレイヤーとしても一回り大きくなったに違いありません。

かつてはぶっきらぼうなアンちゃんだった松山英樹選手にも今や堂々たるメジャーチャンピオンの風格を感じますが、ゴルフって本当に人生が投影されますね。
【歴史的勝利観戦記】100年に一度の快挙。松山英樹マスターズ優勝を喜ぶ。
振り返ってみれば、ザンダー・シャウフェレ、ジョーダン・スピース、、ジョン・ラウムとメジャーUSPGAのトップ選手が上位にずらりと追撃の体。一時は6打差あったリードが15番のセカンドを松山選手が池に入れたことでシャウフェレと一気に2打差に縮じ...

そんな若手の成長物語としても、良いドラマを見せていただいていると思います。

本当におめでとう。笠りつ子。

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