【SankeiBiz掲載】「世界遺産」 ブランドを授ける者のブランド力

ゴルフの同伴者や仕事仲間の何気ない会話の際、「世界遺産」って上手くやってるよね。
という話に何度もなりました。
それぞれきっかけも話の成り行きもまったく違いますし、相手の立場や性格もまちまちなのですが、自然とそんな会話になった記憶が一度ならずあるのです。

その視点は、「世界遺産」を認証ビジネスとして見立てた場合、色々な国・地域からの登録希望も引きも切らずで大繁盛。さぞ事務局はウハウハだろうという発想です。

もちろん、「世界遺産」はユネスコの関連事業ですから収益モデルではないのですが、それはそれで付加価値の創出はお金を出している加盟国から問われるでしょうから成功の報酬は金銭でないまでも少なからずあるはずです。

しかも事務局関係者ともなれば、アゴアシ付きで世界大名旅行か?なんて、
おっと。これはちょっと夕刊紙的なお下劣な視点というものですね。
まあもちろんこれだけのプロジェクト、分かってますよお気楽にやっていないことぐらい。なかなか実際は苦労が多いことかと思います。

それにしても、今散々けなされていますがオリンピックと言い、もっと言えば国連の枠組み自体がそうかもしれませんが、欧米人はプラットフォームを作るのが抜群に上手ですよね。
やはり、ユーラシア大陸で人種の生存をかけた戦いや宗教観をかけた戦争と平和を歴史的に繰り返してきた人々の知恵を感じます。
やはり日本人は「阿吽(あうん)の呼吸」と「空気を読む」同質性の文化。
大儀=パーポスをぶち上げて、色々な人種国籍の人間を自分の土俵に政治的巻き込んでいくダイナミズムは正直そんなに得意ではないように思います。

そんな視点で書いた記事です。ぜひご一読いただければ幸いです。

記事の更新情報をお届けしています。ぜひフォーローください。


facebookはこちらから。

タイトルとURLをコピーしました