【SankeiBiz掲載】松山英樹選手の歴史的快挙で味わう 「マスターズ」のプライスレス

ネット、SNSの時代がマスメディアの環境を大きく変えつつあることはもはや常識です。かつて電波免許に守られたテレビ、ラジオ、毎日の宅配や印刷の巨大システムの実質的な参入障壁で守られた新聞、ややハードルは低いモノの大手出版社の実績が大きな部数を誇った雑誌。これらマス4媒体とかつて呼ばれたマスメディアの独占は完全に崩れました。
それではネットメディアがかつてのマスメディアの役割をすべて代替したかと言えば、必ずしもそうとも言えず、「みんなが見る」とか「誰と話しても知っている」といういわゆる「マス」の機能は分散化されつつある状況と考えています。
有り体に言えば、学校や職場に行けば誰もが前の日に放映された同じコンテンツ、プロ野球とか歌番組とかドラマ、アニメを見ている前提で話題にできた時代が終わって色々なコンテンツやメディアに分散化される方向で現在メディア接触のパラダイムシフトが今まさに起きている変化の途上という状況と思っています。
日本の新聞に、ニューヨークタイムズ成功モデルが参考にならない理由
結論から先に言えば「使用言語」、具体的に言えば使用言語が「英語」か否かの問題です。 ネットは、文字通り世界から国境を取り払いました。 誰でも世界中からニューヨークタイムズでも、読売オンラインでもアクセスできる時代です。 でも圧倒的...

もちろん今となってはアンテナ設置が必要な分だけむしろメンドくさいテレビや、新聞配達網の効率性が年々落ちていく新聞はやはり長期的に厳しくて、やがてウエブメディアに集約されていくように思っています。

もちろん、有力な新聞社やテレビ局は取材、制作力を生かしてウエブメディアの時代にもメジャープレイヤーとして生き残りむしろその価値を一層高める会社が多くあるように思います。時代の変換期である今現在は局面的に厳しい瞬間があっても、きっとプロフェッショナルの真価が評価されるだろうと思っています。
(特に私も記事を連載させていただいているご縁、そして産経新聞社さんは一番好きな新聞社さんでもありますし、何より記事のクオリティがいつも高いのできっと生き残ると思っています。)

そんな変化の時代であるからこそ、やはりメジャーなスポーツコンテンツの価値はより一層高まることこそあれ廃れることはないように思います。色々なコンテンツが乱立する時代にこそ相対的な価値感が高まるからです。

ちょっと例えが変かもしれませんが、ニューヨーク5番街や銀座4丁目の土地の値段がそう簡単に下がらないとか、どんな時代でもロレックスデイトナの値段が下がらないとか、そんな価値観がメジャーなスポーツイベントにはあると思うのです。

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