【SankeiBiz掲載】食のエンターテインメント性を加速 スシローのあくなき合理化精神

みんな大好き「回転寿司」。
このコロナの飲食業大逆風の時代に、売上を落とさないどころかスシローに至っては逆に伸ばしているとのこと。
なぜ我々は回転寿司をこれほどに愛するのか。
今回の原稿を書くにあらためて考えてみました。

原稿に詳しく書かせていただきましたが、やはり「選べる」という喜び、しかも「気兼ねなく」「一人一人が自由に」といううれしさって大きいと思うんですよね。

私会社員時代、仕事仲間とランチする機会が多かったんですけれど、4人とかで行って最初の一人が3種類の定食から「鳥から揚げ定食」などと選ぶと、なぜかみんな同じメニューを選ぶって多かったんですよね。3人が「鳥から揚げ定食」を選んだ最後に筆者が「ハンバーグ定食」などと選ぼうものならば、なぜか微妙な雰囲気が流れる。
ましてその最初のメニュー選択のご発声が偉い人だったり、筆者が最後に選んだ「ハンバーグ定食」が「鳥から揚げ定食」より300円高かったりするとあからさまのしかめっ面をする人まで出てくる有り様です。
私のいた職場、自由闊達で知られた職場でしたし、実際にそうだったと思うんですけどね。
なんだったんでしょうあれ。

というほど「自由」というものは現実社会で思っている以上にフラジャイル、繊細かつ得難いものである中で、「回転寿司」のなんととことん自由なことか。

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