【歴史的3日目観戦記】松山英樹、4打差単独首位でマスターズ2021最終日へ

3日連続深夜テレビにくぎ付けになっていましたので、さすがに寝不足とソファーの上とはいえ体が凝り固まった感じですが、気分は爽快です。

長年、ゴルフウオッチャーとして数々の男女関わらず海外メジャー大会を眠い目をこすりながら観てきました。
一昨年は渋野日向子選手の全英女子オープンでの大金星という快挙をテレビ観戦とは言え、リアルタイムで観ることができて本当に最高でした。
渋野日向子 メジャー全英女子オープン優勝の"爽"快
渋野日向子の全英女子オープン優勝。とにかく素晴らしかった。 さすがにメジャー大会、決して楽な試合ではなかったですよね。ロレックスランキング1位のコ・ジンヨンは完全に怒ってましたね。普段結構温厚な感じですが、ちょっと感情的になってい...
とは言え、観戦歴で言えば、初日、2日目と日本人選手、当の松山英樹選手ももちろん含めて、往々上位で「よもや!」と期待させられながら大失速のあげく、メジャー大会の分厚く高い壁を思い知らされるという展開ばかりを観てきました。
そうそう、昨年の全米女子オープンでは渋野日向子選手までが惜敗してしまい、メジャー大会2勝目が容易でないことを目の当たりにもしました。
<ネット騒然>渋野日向子の全米女子 勝負ウェア問題を考える
昨年、全英を勝つという大金星をあげたシンデレラ渋野日向子だっただけに、誰もが期待して見守りました。 体感ゼロ℃という寒さの中、しかも最終日は距離短めのセッティングとは言えそもそも距離が長いことで知られる難コース。 最終日だけに、選手のプ...

そういう意味ではあくまで半信半疑。またまた化かされるんだろうなという感覚も捨てきれず、2日目終了の時点で記事にする気は起きなかったのが本音です。

でも本日日本時間未明。マスターズ2021の3日目を、4打差単独首位でフィニッシュしたわけですから、もはや期待は確信にかわりました。

 【オーガスタ(米ジョージア州)時事】男子ゴルフのメジャー大会、マスターズ・トーナメントは10日、米ジョージア州オーガスタのオーガスタ・ナショナルGC(パー72)で第3ラウンドが行われ、6位から出た松山英樹は1イーグル、5バーディー、ノーボギーで大会自己ベストの65をマークし、通算11アンダーで単独首位に立った。2位のジャスティン・ローズ(英国)ら4選手とは4打差。マスターズで日本選手が首位で最終日を迎えるのは初めて。
松山、単独首位に浮上 2位と4打差、メジャー初制覇に挑戦―マスターズゴルフ:時事ドットコム
【オーガスタ(米ジョージア州)時事】男子ゴルフのメジャー大会、マスターズ・トーナメントは10日、米ジョージア州オーガスタのオーガスタ・ナショナルGC(パー72)で第3ラウンドが行われ、6位から出た松山英樹は1イーグル、5バーディー、ノーボギーで大会自己ベストの65をマークし、通算11アンダーで単独首位に立った。2位のジ...

この時点ですでに歴史的瞬間です。恐らく、筆者同様の”またどうせ”感もあって今日未明放送の3日目はあまり多くの人が観ていなかったはずです。視聴率も1~2%いけば良いところでしょうね、少なくとも松山英樹がリアルタイムでプレーしていた時間帯は。深夜でもありますし。

この3日目を観た人は、本当の幸せものです。きっと長年筆者と同じような肩透かしをくらいながら今日ジャックポットが下りてきたようなものです。本当に報われました。

さすがメジャー大会、さすがマスターズ、さすがオーガスタナショナルというコースセッティングです。前回マスターズを圧勝し、世界ランキングでも押しも押されもせぬ圧倒的1位のダスティン・ジョンソンが予選落ちですからね。プレーもテレビ画面にフィーチャーされていましたが、極端に不調ということがないのに、ちょっとしたスピン量や飛距離の1ヤードオーバーで固いグリーンに蹴られて大きくグリーンを外れるシーンを何度も目撃しました。

それほどに、プロゴルファーならば絶対に欲しいタイトルが、メジャー大会の中のメジャー大会「マスターズ」ということでもあります。

とにかく、グリーンもしくはグリーンに直接キャリーしてしまってはいけない、アイアンの落としどころが畳半畳というような精度がなければバーディーがとれないセッティング。むしろ、ちょっとしたミスでスコア大崩壊のリスクが常にあるようなヒリヒリする状況です。

そんな中、3日目今日の松山英樹のプレーは圧倒的なものでした。まさにこれしかないという”神”ショットの連続。

もちろんイーグル、バーディーパットも素晴らしいのですが、これはボギーになってしまうかというようなグリーンオーバーからのアプローチやバンカー、ラフからのリカバリーショット。長めのパーパットの精度がすごい。本日、1イーグル、5バーディーも素晴らしいですが、何よりパーセビングの厳しいショット、パットが素晴らしかった。ノーボギー、ボギーフリーこそが凄味だと感じました。今まで何度この局面で崩れる選手を観てきたことか。まさに繊細にして大胆。相反する要素がこれほど高度にかみ合ってこそのプレーを他なかなか観たことがないように思いしました。これは間違いなく彼の実力です。本当にシビれました。

(3日目、松山英樹の全ショットは下記マスターズ公式ホームページで観れます。すごい早速公式ホームページでフィーチャーされている。)
https://www.masters.com/en_US/watch/2021-04-10/1618104705540.html?promo=vod_home

やはりマスターズは特別ですよね。毎年違うゴルフ場で開催されるメジャー大会の中で、必ずオーガスタナショナルで開催されることもさることながら、米国らしからぬ少ししっとりとした緑と花にあふれるビジュアル。日本では強いがゆえ街路を埋め尽くす「ツツジ」、「またツツジかよ」とちょっとムカつくあのありふれたピンクの鮮やかささえ「アゼリア」と呼ばれればオーガスタナショナルの華やかな印象の一部となっています。

何より、球聖ボビー・ジョンズとアリスター・マッケンジー設計というところから伝説的なオーガスタナショナル。そこにジーン・サラゼン、バイロン・ネルソン、ベン・ホーガン、アーノルドパーマー、ジャック・ニクラウス、ゲーリー・プレイヤー、トム・ワトソン、タイガー・ウッズとレジェンドたちの歴代優勝者の顔ぶれ自体がこの大会を何より神格化しています。

ちょっと”むっつり”ぶっきらぼうで、実力の割に人気が高いとは言えなかったように思う松山英樹ですが、良い顔になってきたように思います。やはり彼はアスリート。不器用で愛想もないようなタイプかもしれませんが、本当にここまで厳しいアメリカツアーを戦い抜き、世界の頂点の技とメンタルを究めたことには素直に感動しますし、大いに偉業をリスペクトしたいと思いました。

そう言えば、顔つきが、興福寺の阿修羅像に似てきたかも。

(写真:興福寺ホームページより)

あの、日本の仏教美術が天平文化のシルクロード由来の顔つきから、日本人らしい顔つきにかわってきた時代のイケメン顔です。

さあいよいよ最終日。今日は報道もされるでしょうから、日本中が応援することでしょう。
組み合わせもスコア爆発の3日目と同じ、渋谷に住んでいたこともある男ザンダーシャウフェレとの最高のカップリング。
(15番で二人ともイーグルで、自然にグータッチした瞬間、オー松山米ツアーに受け入れられているなと感動しました。ペアルック?)

日本時間12日午前3時40分の最終組スタートが待ちきれません。

(写真:マスターズ公式ホームページより)

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