銀座の華。「銀座桃花源」閉店に涙。

それが自然の不可抗力だけの作用であればまだ納得できますが、非科学的な愚策やパニックによって壊さずもよかった、日本のもっとも素晴らしい部分を破壊しているのだとしたら、アホを通りこして怒りも通りこして、哀し過ぎる状況です。
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それにしても「銀座桃花源(とうかげん)」の閉店は悲しすぎます。

熊本ホテルキャッスル(熊本市)は2日、東京に出店している中国四川料理店「銀座 桃花源」を3月末に閉店することを明らかにした。新型コロナウイルス感染拡大の影響で売り上げが落ち込んだため。20年以上、銀座で親しまれてきた熊本中華の名店が消えることになる。
東京「銀座桃花源」3月閉店 熊本中華の名店 コロナ禍影響 | 熊本日日新聞社

間違いなく名店でした。桃花源は”とうかげん”ですが、中国人の友人いわく”とうふぁいえん”と発音すると聞いた気がします。
熊本ホテルキャッスルホテル唯一の支店ということでした。

まず場所が良かった。並木通りの新橋側の入り口、旧三井ガーデンホテルの中二階。並木通りにはパーキングメーターが完備されていることもあってクルマでもアクセスしやすかったですね。一応ホテルにも古いですがタワーパーキングもありますし。

お店に入ると天井が5m近くある立派な空間に大きなピクチャーウインドウから並木通りの緑が感じられて、本当にリッチな銀座らしい空間でした。
サービスも流石ホテル仕込み、プライドを感じさせるキビキビとした動きのボウタイ姿の男性にチャイナドレス姿の女性従業員の方が、本当に一流店を感じさせてくれました。
特筆すべきは、テーブルクロス。やはり毎回まっさらなテーブルクロスで迎えてくれるお店というのは豪奢な印象ですが「桃花源」さん昔はランチでもビッシっと糊が効いたクロスで迎えてくれたものです(さすがにランチはクロスやめてしまっていましたが)

中華料理って、ピンキリの両極端の店が多いじゃないですか。中国人の方経営の一皿何百円の非常にカジュアルなお店か、フカヒレ1万円のような高級店かどちらかに振り切れやすい。もちろん「銀座桃花源」の場合、高級店に違いないですが、振り切れすぎてない使いやすさもありました。例えば名物の麻婆豆腐なども、みんなで取り分ける大きなお皿で確か2千円台。これが3千円台、4千円台となるとちょっと普段使いという気になりにくいんですよね。
特にランチは、1500円とか2000円で、その本格的な麻婆豆腐や、人気のある酸辣湯麺、担々麺などがボリュームもたっぷりに堪能できて賑わっていました。

とは言え一方で、確か1名100万円の満貫全席メニューもあったんですよね。食べとけばよかった??

確かに四川料理なのですが、エグさを排除していて、本当にキレイな日本の味になっていることが見事でした。
四川の複雑でパンチのある味を堪能させながらも、お店の清潔さを含めて、匂いやクセというイヤなものを一切感じさせないお味なんですよね。
最近では、本場四川料理を食べさせてくれるお店も増えましたが、ここまで本格ながらクセがない綺麗な味を食べさせてくれるところは残念ながら未だ私はまったく知りません。

客層も、この辺に多い地方のメディア企業さんと我々広告代理店の人間の会食などマスコミ関係者にも人気でしたし、ランチだと汐留あたりから資生堂の方など、ビジネスマンが多かった印象です。
印象的だったのは料理の鉄人、道場六三郎や陳健一さんが行きつけとして紹介していたことがありますが、場所柄料理人やバーテンなどのプロも多かったですね。

とにかく、残念過ぎる名店の閉店ではありますが、ギリギリ前向きに考えるならば、熊本本店は健在のようですから、熊本に行く楽しみが増えたというところでしょうか。
とでも考えないとやってられません。

(写真:ホテルキャッスルホームページ)

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