新型コロナの流行が始まってから1年以上経ち、日本人はじめとする東アジアの人種では欧米のような被害はおきない、せいぜいインフルエンザ程度かそれ以下だという事実がはっきりしたにも関わらず、メディアの煽り、専門家の自己満足、政治家のポピュリスト化によってもはや新型コロナは”もののけ”状態で、科学的実態がどうであっても、社会を完膚なきまでに破壊してでもゼロコロナを目指そうという無謀な目標に、日本は一丸となって猪突猛進しています。
そもそも、インフルエンザや風邪が撲滅できないように新型コロナウイルスを撲滅などできないことは明らかなはずです。人類が撲滅したとされるウイルスは”天然痘”だけと小学校の教科書にも出てくるにも関わらず、そんな当たり前のことさえ分からないで国の政策に関する議論が行われていることにはめまいすらします。
ゴキブリを家から駆逐するために毎週家中でバルサンをたいてあげく体調が悪くなるバカな家庭のようなものです。そんなことをしても住人が先に体を悪くして家から出ることになっても、しばらくすればゴキブリは平然と舞い戻ってくることでしょう。
そんな右を向いても左を向いても、コロナ脳。すでに壊滅的な日本の状況がわからないで空騒ぎばかりしているお花畑な日本人に絶望していましたが、久しぶりに救わる思いがしました。
大木先生、海外経験の長い外科医で、アメリカで1億円の報酬で活躍しているところを年収1/10以下にも関わらず請われて母校の慈恵医大に戻り、血管外科診療部長という要職につかれている方ですから、お医者さんの世界でもトップキャリアの方であることがうかがわれます。
しかもこの先生の素晴らしいところは、専門家でありながら非常にこなれた方であられる。ちょっとしたベンチャー企業の社長さんぐらい市井の人の感覚をお持ちであることが話方からもビシビシ伝わってきます。要は、庶民感覚を忘れていない生活人であられる。
そんな大木先生はかなり早い段階で新型コロナウイルスに危機感を持ち、新型コロナウイルス流行の最初期に慈恵医大で600床のコロナ対応ベッドを用意することを主導されたぐらいのお立場だったとのことです。
そうやって病院をあげて身構えてえらっしゃったところ。「アレッ?誰も患者が来ないぞ。」というところから、少なくとも日本人にとって新型コロナウイルスは欧米のような脅威ではないとの認識をもたれたとのこと。

確かに政権中枢に直訴するにおいて、ナベツネや御手洗さんほどドンピシャな御仁はこの世の中に存在しませんよね。すさまじい行動力です。

むしろ、これだけ具体的。適切な提言を受けながら、政府が相変わらず動けないのは、メディアや自分たちが最初にぶち上げたクラスター対策という今や戦術として破綻した作戦の振り上げた拳を下ろせない、小さな小さな専門家会議メンバーのメンツに阻害されているからに違いありません。
同じ専門家でも大木先生のような方と、偏狭頑迷で専門外の経済や世情に疎い専門家会議メンバーのような専門家がいることは不思議で仕方がありませんが、大木先生海外育ち、いつでも海外で仕事のある方でしょうから、むしろ大木先生のような方が希少な存在であるに違いありません。

そんな大木先生のYouTubeチャンネル、医療の素人にも大変分かりやすく、本当に大木先生が専門家会議座長ならばどれだけ日本社会にとって良いだろうと思わせる説得力のあるものですので、ぜひご覧になられてはいかがでしょうか。
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