世の中にレジェンドは数多くいれど、レジェンド中のレジェンドと言えばタイガー・ウッズです。
並みいる、サッカー選手などに並んで年間収入4330万ドルの50億円ですからかける稼働年数で言えば、選手生命の長いゴルファーはまさにトップ中のトップです。
特に、タイガーについて言えばプロゴルファーのリスペクトが本音でスゴイですよね。どれだけ頭抜けたプレイヤーだったかということだと思います。
私も、全盛期のラウンドを一度生で見たことがありますが、まあスイングと打球の音がとんでもなかったことを覚えています。まさに何かを切り裂くような衝撃波を感じました。
そんなタイガーが、自動車で大クラッシュということで、選手生命は心配されますが、何より命に別状がなくて良かったです。
少しホッとしながら、広告マンでありクルマ好きの一人としてあらためてこのニュースを見ると、最初クルマがひっくり返っているのを見たときベントレーのベンティガだと思いました。何せタイガーですから世界のハイエンドSUVが似つかわしい。

そうこうして引き上げられた自動車の映像を見ると、ドアに”GENESIS INVITATIONAL”の文字、確かに羽マークがどことなくベントレーっぽいけど違う。そうだ、今カルフォルニアの名門リビエラカントリーで開催されているPGAツアーの試合名だと気づきました。
もちろん自動車王国日本ではヒュンダイの出る幕はまったくないので、我々日本人に認知度はほとんどありません。
そのGENESIS大型SUVのGV80が正体のようです。

(写真:Wikipedia)
あらためてどんなクルマか調べると、インフィニティ―とベントレーとキャデラックを足して3で割ったような雰囲気。評判は悪くないようです。

それにしてもこういう風にセレブリティが事故を起こすと、広告屋的にはまずタレント契約先以外のクルマに乗っている状況が最悪なのでそんなことを想定しまうのですが、ウッズの場合過去にビュイックとのタレント契約があったようですが、今は自動車クライアントはついていないようです。
それはそうですよね、過去にも大事故を起こしています。
あとは、この事故と自動車の関係をどう考えるか。
確かに、自動車前方のクラッシブルゾーンがキッチリ壊れ、盛大にエアバッグが開いているので、安全装備が機能したとも言えます。
早速ネット記事では、この自動車のおかげでウッズが助かった記事が結構出ていますが、ちょっと気持ち悪い。
だって、事故原因は今のところ分かりません。
むしろ大型SUVですからね。危険回避領域での挙動がシビアなのではないだろうかと普通に感じてしまう部分があります。
ヒュンダイも知らない間に700万台売っているということで、結構ビックリします。

まあでも、やっぱりGENESISのマーケティング担当者としては顔が青いことは間違いありません。
事故は自動車会社が連想させることも嫌がる、最も嫌いなイシューです。
記事の更新情報をお届けしています。ぜひフォーローください。
Follow @ryosukeakizuki
facebookはこちらから。