【SankeiBiz掲載 】試練の時を超え スカイマークが「空のユニクロ」になるための条件

飛行機ってなんだかんだ言っても夢のある乗り物だと思うんですよ。やはり空を飛ぶ特別さは、どんなに大人になってもワクワクする部分があるに違いありません。

でも世の中の進化ってすべてが良い方向に行くわけでもないんだなと感じるのは、例えば鉄道の旅も年々合理化が進んで、昭和の頃にあった食堂車のような楽しみも年々設定がなくなって、今や車内販売さえ縮小方向のようです。

航空産業の合理化も著しくて、便数が増えて便利になったのは良いですが、即物的な方向一辺倒というか、空の楽しさをフルにアピールするようなサービスは年々減ってしまったように思います。
やはり、JALの破綻が大きかったでしょうかね。破綻前、JALにボーイング747いわゆるジャンボジェットの2階席がエコノミークラスの設定の機材があって成田から北米までなんと私一人の貸切状態のフライトに乗り合わせたことがあります。まあだから潰れるわけですが、それにしても機材一つとっても747のような大型で夢はあるけど効率は悪いだろう2階建て機は退役し、新鋭機エアバスA380も流行らないままどんどん退役するようです。
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実際に利用していても、JAL,ANAでさえ年々機材が小さいものになり、サービスも事務的で即物的になっていることを肌で感じてきました。
年々客室乗務員の方がヤサグレてきたような気さえします。
まあ、まったく今やお酒も嗜めないでしょうし気持ちは分かるような気がします。
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こうなってしまうと、本当にLCCで十分と感じ始めていたところに今回の新型コロナウイルス流行です。
アフターコロナでは、JAL,ANAのレガシーキャリアを含めてさらに飛行機のサービスが簡素化されていくことは間違いないと思われますので、むしろスカイマークのような737-800の単一機材でLCC的な運用をするエアラインにはすごくチャンスな時代だろうなと感じます。

(写真:AC)

でも記事に書きましたが、こんな時代だからこそ、空の旅の夢を感じさせてくれるブランディングをぜひ期待したいのですよね。
飲食店は潰れる、エアラインは無味乾燥なただの空の横移動ではやはり旅もつまらないですよね。
何もかつてのレガシーエアラインのようなかしずくようなサービスである必要はまったくなくて良いと思います。
客室乗務員がダンスしてお客とコミュニケーションするサウスウエスト航空のようなノリも参考になると思うので、合理化とあわせての楽しさのプレゼンテーションをスカイマークに期待したいと思いました。

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