【第90回】ママのSAPIX奮闘記「SAPIXの呪縛から逃れられるのか」

長らく通塾生活をしたことでの呪縛がようやく解けてきたようです。
呪縛がなにだったのか「先生が説明したから」「☆二つまででやればいい、☆三つはやらなくていいって先生が言ったから」。

先生に言われたことを守る良い子にも見えなくはないのですが、柔軟によいもの、自分にとってメリットがあることを考えて取捨選択できるようにならなくなっていました。

SAPIXでは、テキスト内の問題が3段階くらいにわけられています。授業で行う基礎問題、ちょっと難易度が高くなった問題、難関校あたりのための問題って感じでしょうか。
この真ん中レベルまでは家庭学習でやってきなさいと言われる範囲です。

たしかに基礎は大事で真ん中レベルまでを完璧に解答できるだけでかなりの偏差値が取れます。でも、更に難しい問題にチャレンジすることで、そこよりレベルが優しい問題を容易な問題と捉えて欲しくて少し難しい問題にもチャレンジしてほしいと考えていました。
しかし通塾しているころは一切先生の言葉以外を受け入れることができない子どもになってしまったのです。

この呪縛から逃れるのにもう少しかかるでしょうね。

khamkhorによるPixabayからの画像

それでもカリキュラムを無視した学習を開始してから数か月たつので、ちょっとずつ抜粋した過去問を解くことでレベルが高めの問題にも触れるようになりました。

よく過去問に取り組む時期について耳にすることがあり、5年生では早いという話も聞きます。しかしどこかの学校のある年の問題を全部解いて何点なのか確認するわけではなく、市販の問題集にある問題に数問チャレンジするだけなので、ダメージをうけるようなものではありません。
むしろ〇〇中学の入試問題を解けたということで自信を積み重ねてもいます。

SAPIXでよくわからず戸惑ったのが、受験するまでにどれだけの範囲、量を勉強するべきなのかがわかりませんでした。
全量が把握できないので、あとどのくらい量があるのか、現在どのくらいのところまで学習が進んだのかが全く測れないのです。
これはどうしたらよいのか、本当に暗闇にいる感じがしました。

どうやって脱却したかというと、本屋で様々な教材を見比べて選定したことでなんとなくボリュームが見えてきました。
だから退塾の決断もできたわけですが。

それと中学受験を解説するような本ですね。読むと受験するには受験専門の塾に通う必要がある、というような書き方がされています。
まるで塾に行かなかったら、入塾テストに受からなかったら、中学受験にトライするのは無謀だと感じさせてくれます。

我が家も結果が出せているわけではないのですが、これでは狂気的にもなるなと理解できます。冷静、平静に受験を迎えるためにも一歩引いて状況を確認が必要だと考えました。

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