森喜朗氏の女性差別発言が問題になっています。


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この発言自体は、本当に噴飯極まるもので醜悪でしかありません。
特に近年世界的に、ジェンダー問題は最も繊細な部分がありますから、我々でさえ女性を指すとき英語でWomanという言葉を選択するか、Femaleという言葉を使うかだけでも相当に気を遣う時代ですし。ましてLadyというような女性は男性に庇護されることを前提にしたような言葉はほとんどお芝居の中でしか使わないか、文字通り女性を揶揄するときにしか使えないはずです。日系のエアラインも最近機内アナウンスを”Ladys & Gentlemen”から”All pasengers”に変えたそうですが、むしろいまだにやってたんだとビックリしました。
ノンネイティブでさえ、これぐらいは察するわけですから、ネイティブスピーカーが会話する場合も今や相当正解が見えないほどジェンダー問題には気を遣う状況です。(そこら辺の状況は、米ドラマ”シリコンバレー”に面白く描かれていて最高です。)

特に近年世界的に、ジェンダー問題は最も繊細な部分がありますから、我々でさえ女性を指すとき英語でWomanという言葉を選択するか、Femaleという言葉を使うかだけでも相当に気を遣う時代ですし。ましてLadyというような女性は男性に庇護されることを前提にしたような言葉はほとんどお芝居の中でしか使わないか、文字通り女性を揶揄するときにしか使えないはずです。日系のエアラインも最近機内アナウンスを”Ladys & Gentlemen”から”All pasengers”に変えたそうですが、むしろいまだにやってたんだとビックリしました。
ノンネイティブでさえ、これぐらいは察するわけですから、ネイティブスピーカーが会話する場合も今や相当正解が見えないほどジェンダー問題には気を遣う状況です。(そこら辺の状況は、米ドラマ”シリコンバレー”に面白く描かれていて最高です。)
シリコンバレー:シーズン1 (字幕版)
HBOと、「リストラ・マン」や「ビーバス&バットヘッド」でおなじみの型破りなクリエーター、マイク・ジャッジが贈るコメディシリーズの第1シーズン。新興ハイテク会社と、それを儲かる大企業に押し上げようと奮闘するオタクな若者たちのクレイジーな世界を描く。
そんな中でのこの発言、世界からは極東の非文明村社会たる日本のぶざまな一面をさらけ出したわけですから、恥ずかしいことこの上ありません。
私個人はオリンピック推進派ですし、森喜朗氏の日本社会に対する前向きな貢献の部分に対しては大変リスペクトしていますが、
(写真:JOCホームページより)
とは言え、このタイミングでのこの騒ぎ。
自民党、菅政権が相当追い込まれたタイミングでのこの暴発。
ヤフコメ欄も、もはやこの話題一色です。
あの森喜朗ですからね。そんな単純な方ではありませんよ。
おぼえている世代の人は、小泉内閣の郵政民営化騒動の天王山で、小泉純一郎の暴走を諌める体で官邸に乗り込んだ森喜朗氏が一芝居を覚えてらっしゃるのではないでしょうか。
解散の直前に有名になったあの森前総理の光景。総理公邸に小泉さんを訪ねた後、つぶした缶ビール、固くてかめないさきイカ、古びたチーズなどを手にテレビカメラの前でつぶやいた。「こんなものしか出てこなかったんだよ」。このシーンを見て私は「森喜朗が大バクチの演技をしているな」と思った。
この二人がビールを飲みながら、郵政民営化で解散するのはおかしいとか、いやおれはやるとか、そんな会話をしているはずがない。森さんの口から「総理は殺されたっていいと言っている」との言葉が出た。これは明らかに民営化反対グループをけん制する発言だ。 日経懇話会 | 日本経済新聞社日経懇話会は、経済、産業、行政、学術など各界のリーダーの方々が自己研鑽する場所です。会員の知的好奇心を刺激するテーマを厳選し、日経社内の現役新聞記者や雑誌編集長、または外部から話題の経営者・エコノミスト、地域経済・政治のキーパーソン、産学連携の仕掛け人などを講師として招聘し、講演会や交流の場を設けています。
あの場面こそ、政治家同士の腹芸、貸し借りの典型、田舎芝居でしたが、世の中もメディアもあっさりそんな臭い芝居には乗っかりやすいのは今回も前回も同じですね。
森喜朗氏が今回捨て駒を演じて守りたいものは何か。恩を売ることで貸しを作りたいのは何か。
もはや、それに切り込むメディアもありませんから、政治家にとっては本当にチョロい世の中には違いありません。
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