「白州12年」再発売が楽しみだけど怖い理由

確かにしぶとい新型コロナウイルス流行、私の視点から言わせてもらえば、それにしてもの世の中過剰反応は相かわらずで、辟易とする状況もあるはありますが、大きくは素晴らしいモノやサービスの供給も潤沢で、色々とお手頃になった時代を大いに楽しんでいますし、サンクスゴッドと感謝して日々過ごしています。
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世の中なんだかんだとありますが、筆者としましては大きくは本当に便利で幸せな時代に生きていると日々感謝しています。 そんな気持ちの背景としては、仕事をするにしても遊ぶにしても、技術革新に支えられた本当に便利でしかもリーズナブルなモノたち...

私自身もそうなのですが、日本ということで近年一番の進化は「地位財」に対する執着が本当に薄くなったことでしょうか。
いやもちろん、しょうもない人達の集団「いまだに昭和脳で地位とかステータスに執着しているマウンティングゴリラおじさん」とか、本当にいるかどうかは分かりませんが「ママ友仲間に自分のセレブっぷりアピールをやめられないマウンティングチンパンジーおばさん」とか、絶滅危惧種がまだどこかに生存している可能性はありますが、そういう人たちに対する周囲のシラケ切った白い目も最近相当厳しいですから、少なくとも幸い私の周囲にはまったくそういう気配がなく、結果私自身も「地位財」マインドからかなり卒業できたように思います。

他人との比較をすればキリがありませんから、その世界には修羅の道しかありませんものね。そんな気分から脱してしまえばこれほど楽チンに豊かな生活を送れる時代もそうはありません。

ユニクロは安くて高品質だからアンダーウエア―は一択。アウターもZARAあたりの1万円の製品は、かつてのエンポリオアルマーニ10万円程度の製品とデザイン品質も縫製もそん色ありません。散々着倒した私が言うのですから間違いありません。
ゴルフもプレーだけを考えれば安いモノです。かつて5千万円だった会員権が3百万円になったりで残念な方もいるでしょうが、逆に言えば今やお手頃で素晴らしい会員権が選り取り見取りですし、そもそもプレーすることだけ考えれば会員権ですら必要がありません。もはや結構な名門会員権ですら、誰に自慢できるの??という感じで、威張る相手さえいない時代です。
一人予約ゴルフ
全てのゴルファーにとって"一人予約"という発明は本当に偉大と言うほかないもので、福音をもたらすものと感じています。もちろん今まででも、ゴルフ会員権を買ってメンバーになれば一人で行ってもメンバー同士の組み合わせでゴルフを楽しむことはで...

そんな本当に豊穣さに浸れるな時代ではありますが、わずかながらも入手が難しくなったモノもありますね。
そう。それは良いウイスキーです。
別に通を気取るわけではありませんが、営々とほぼ毎晩なんだかんだと多い少ないは別として飲んでいるわけですから、そりゃあ酒の美味い不味いはイヤでも分かってしまうというものです。

そういう意味では、日本酒は本当になんでも無茶苦茶美味しくなりましたよね。先日もある通人の先輩が言っていて納得しましたが「我々世代は不味い時代の日本酒を知っているから、今の日本酒は本当にどれも驚くほど美味しい!」とおっしゃていましたが、すごく分かる気がします。
【SankeiBiz掲載】日本酒のカワウソ「獺祭」の奇跡 廃業寸前から世界的ブランドへ
このお正月、日本酒でほっこりされている方も多いのではないでしょうか? 今回のSankeiBiz「ブランドウオッチング」では時節柄からも日本酒「獺祭(だっさい)」を取り上げました。 この原稿のために直営の専売店「獺祭ストア」取材し...

一方で、ウイスキーですよね。コンビニでアンダー3、4千円で普通に売られていた「山﨑」「白秋」「竹鶴」にお目にかかれなくなって早数年ほどたつでしょうか。それではと外国モノに手を出すのですが、私が大好きだった「グランモーレンジィ」「オールドパー」。なぜかかつてほど美味くないと思えてなりません。
もちろん素人のバカ舌ですから、ウルさいことは言えないのですが。とは言え、ガチ勢として好きで飲んできたわけですから、やっぱり別モノになってしまった感は、どうしても気のせいと思えない。もちろん数万円台の数が少ないボトルは、まだまだ美味しいですが日常飲みにはちょっと気が引けます。

世界的なウイスキーブームでの原酒不足影響してるようにはどうしても感じてしまいます。
やはりいくらメーカーが頑張るとは言っても、同じ樽が二つとないのはウイスキーの宿命でもあり、素晴らしいところです。
同じブランドであればもちろん同じ方向性で製品を作るわけでしょうけれど、やはり樽がなければどうしょうもありません。
ホントにやめて。オールドボトル買い漁るウイスキー投資家諸氏へ。
ショックな記事に触れました。ウイスキーのオールドボトル投資が流行っていて、10年で利回り400%を狙って全国の酒販店をまわって「オールドボトル行脚」を繰り広げる人たちがいるとのこと! なんと目ざとい! 確かに記事にもあるように、...

実は筆者が今一番恐れているのは、再販売開始される白州。

(写真:サントリーホームページ)

がんばって出してくれるのはウレシイのですが、かつてのあのスムーズで可憐、華やかな風味でなかったらどうしよう。この上更なる喪失感を覚悟しなければいけないのか、余計のお世話と思いつつ心配している今日この頃です。

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まあ、そもそも手に入らないかもしれませんが。

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