ランボルギーニの高速道路クラッシュ、なぜ最悪か

また一人おバカなランボルギーニがクラッシュしたようです。
焼けてしまってハッキリはしませんがアヴェンタドールSVJでしょうか。
12気筒エンジン登載のランボのトップレンジです。
デカいウイングをつけたヤンチャ仕様ですね。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000199386.html
つい先日も首都高で暴走ポルシェに追突された軽自動車のご夫婦が亡くなるという痛ましい事故が起きたばかりです。
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今回の運転手も52歳、ポルシェの事故も50歳のいいオヤジ。
スーパーカー世代だかなんだか分かりませんが、子供の頃からの夢を大人になって実現した挙句の果てとすれば悲し過ぎるお話です。

昔から、フェラーリの高速道路での最高速チャレンジをして逮捕されたりする人、カーチェイスでクラッシュするバカ、これは過失じゃないからしょうがないですが有名人のフェラーリが燃えたり。

もちろん、スーパーカーが目立つことでニュースになるわけですし、最近ではドラレコやスマホの普及で絵面が手に入りやすくなったことも報道が多い原因でしょうか。

とは言え、全自動車台数に占めるスーパーカーの割合はわずかですから印象の強さは別としてもやはり事故が多い。
今回のアヴェンタドールにしても死亡事故を起こしてしまったポルシェにしても、同じ911の中でもトップグレードGT2RS、ほとんどレース仕様です。
そういう車種を運転すればすぐ分かりますが、すさまじいパワーがありますから、容易にオーバーパワーでトラクションを失います。
もちろん公道をトラクションコントロールオフで走る〇チガイはいないでしょうけれど、そんな状態でアクセルをがバッと開ければタイヤスモークがあがるばかりで発進すらできません。
しかもタイヤのチョイスも問題です。アヴェンタなどは超扁平のタイヤしかもほとんどレースで使うようなタイヤであれば容易に公道ではスリップするはずです。サーキットの路面はほとんどすりおろし器レベルでミューがありますが公道は違います。

llmicroによるPixabayからの画像
  
私自身ご多分に漏れずクルマ好きですし、路上で他人の乗るスーパーカーを見かけるとウレシくなり拝むほどなのですが(それにしてもLFAの天使の咆哮は忘れられない)、こんなに事故を起こされると本当にガッカリします。

日本の交通事故死者数は一貫して激減しています。高度成長期交通戦争と言われた時代のほとんど1/3です。

(画像:全日本交通安全協会)
  
クルマや道路の進化、交通安全行政の成果が大きいですよね。
(それにしてもスーパーカークラッシュでも運転手はいつもほぼ軽傷。安全は金で買えるのもまた厳然とした事実)

でも、こんな目立つ事故ばかりでは、格好のスピード違反取締の口実を与えるわけです。
本来ならば交通事故死者も減っているし、高速道路の制限速度ももっと上げていける。
でも、こんなバカどものせいで、必要以上に違反取り締まりの圧迫をみんながうけるようになる。
本気でスピード違反を取り締まろうと警察が考え出せば、今はドローンもGPSもありますからもはや逃れる手はありませんよ。
「もうお手上げ!」 探知不可な最強オービス爆誕!? 光電管方式は見破れない?
速度違反を取締るために全国各地に設置されている通称オービス。最近では、固定式以外にも移動式が普及していますが、新たに最新の探知機でも感知されない史上最強の「光電管方式」移動オービスが目撃されました。新たに登場した最強オービスとはどのようなものなのでしょうか。

高速道路を走るのは、自動運転の自動車だけ。スーパーカーでドライビングプレジャーを楽しめるのはクローズドサーキットのみ。
そんな時代を招くのが、他ならぬスーパーカードライバーだとしたらこんな皮肉なこともないように思いますがかでしょうか。

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