フェラーリを買った若手編集者連載が、ヤフコメ炎上の”大喜利”状態

あらためて読むと、かなり深いコメント。恐らく関係者でないとつけられないようなコメントも多々あり、興味深いですね。マスコミだけでは流通しないネタを大量に読み込む中で砂金拾いのように入手できるところは、さすがダントツ日本最大のネットメディアです。まあそれだけに、結構なコメントが単なる悪ノリ、ガセ、いやがらせだったりするので、そこら辺は取捨選択するリテラシーが必要かとは思いますが、なんとも素晴らしい時代だなと実感します。

一時期の2ch的な玉石混淆感があって面白いですね。

さて、そんなヤフコメ欄で毎週新記事が出るたびに炎上しているのが、「29歳フェラーリを買う」という連載記事です。
もともとGQの記事ですがヤフーニュースに毎回転載されています。
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クルマの記事でもありますし、何より若いサラリーマンがフェラーリを買うという切り口が面白くて最初の頃から読んでいました。自動車評論家ではない人の、中古フェラーリ購買、維持記というリアル感がなかなか面白くて人気記事だったはずです。

BaldessariniによるPixabayからの画像

でも長く連載されるうちに、私がやっちまったなと思ったのは、フェラーリRomaというオプション込みで3000万円になろうかという最新の超人気車種をフラフラ購入検討し始めた頃から、雲行きが怪しくなりました。
29歳、フェラーリを買う──Vol.54 ローマの購入を真剣に考える
『GQ JAPAN』の編集者・イナガキ(29歳)が、ひょんなことから中古のフェラーリを購入した! 勢いで買ってしまったフェラーリのある生活とは? 今回は、新型「ローマ」にかんするお話。

私もまさにオンタイムで読んでいて、それまでは普通のサラリーマンでしかも自動車マニアでもなかった筆者がひょんなことから中古フェラーリのオーナーになった等身大感に共感したのに、おいおい最新のフェラーリでしかも新車かよと。違和感があったのは事実です。

どうもそこら辺からのようですよね。最初は自動車好きが”けな気さ”を応援していたのが、裏切られたような反感に変換されてしまったようなんですよね。

完全に方向性を失って、読者置き去りの記事になっている。

もはや始めの頃の苦労や、それを乗り越えてフェラーリを維持していくという共感は得られない。

これ以上続けても痛々しいだけ。

イナガキさん、今日も薄味の記事でしたね。

サラリーマンがフェラーリに乗って
走って楽しいとか、壊れて修理したとか、維持費がどうだとか、
読者はそういうのを期待しているんじゃないのかな?
連載当初はそういうスタンスだったから応援する人も多かったのでは?

今やっていることは、悪いけど大多数の人は興味ないよ。
あるのは、ツッコミ所を探すことぐらいかな。
とりあえず休載してご自身を見直してみては如何でしょうか?

皆さん、腹立つと思いつつも、ツッコミどころを探して、何だかんだで文章を読んでしまうから、アクセスが増えて、オウナーさんも悦に入るのでは?

別に次回に引っ張る内容ではないですよね?
それより一言言わせて下さい!
全く乗らないで売る位なら買うな!
黙って乗ってその感想を皆んなに伝えろ!
全く乗って無い車から新しいのに乗り換えの話は誰も期待してないし、今や皆んなの楽しみはコメント欄になっとる!
オウナー、解らんがネイティブならこう発音なのか?

てな感じで、筆者がなぜか「オウナー」という言葉を使われることもおちょくられまくりです。

「ボク」より「ヴォク」の方が良いのでは︎

まあある意味、社会性もまったくないネタだし、おちょくっても誰も困らなそうなので、
毎週お楽しみの”大喜利”的なネタ大会になっている感じですね。

なるほど、最近はこんな炎上パターンも生まれてきたのかと私としても笑ってついつい毎週ヤフコメを読んでしまう今日この頃ではあります。

あえて言えば、ネット上ではマスメディアに最も近いヤフーニュースならではの出来事とは思いますね。
地上波、BSでも、高級、金持ちネタは今や結構御法度が常識です。

とにもかくにも、世知辛い世の中であることだけは間違いなさそうです。

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