SankeiBizに連載させていただいていている「ブランドウオッチング」の本日より掲載開始の最新記事です。

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企業活動のグローバル化をどう考えるかというのは結構難しい問題だと思います。
私自身広告代理店で外資系企業を長く担当してきたこともあり、また英語ベースでの仕事もしてきましたから、今更グローバル化の是非を問うことはナンセンスと考えていそうに思われるかもしれませんが、実はそうでもありません。
逆に言えば、世の中なんでもかんでもグローバル化はバラ色だと言いすぎていると思います。
もちろん記事にも書いたように、現在の世界の発展は経済や企業活動のグローバル化がなければ実現しているわけもなく、偏狭なナショナリズムなど論外です。
とは言え。例えば、言葉の問題一つをとっても、そんな簡単な話ではありません。ビジネスは実力x言語力ですから、英語ができなければどんなに実力が100点であっても小学生程度に評価される場合もありますし、一方で実力は10点でも英語ネイティブで世を渡る人も外資系には多くいます。そして、どんなにTOEICが900点台でもノンネイティブは所詮ノンネイティブで、日本人が英語で仕事をしていくことは言うほど生優しいものではありません。


外国人の下で働くとはどういうことか① 外国語の問題
昨日、コロナの過剰自粛が具体的に何をもたらすか、なぜかあまり誰も指摘しないので書かせていただきました。 振り返ると日本というのは本当に奇跡的にラッキーな国でやってきました。大陸から文字だ科学だ宗教は入ってくるけれど、適度に海で隔て...
実際に、ゴーンは日産を追い出されましたが、やはり背景にはビジネス文化の違いを結局は埋められなかったという実像もあります。


外国人の下で働くとはどういうことか② 企業文化の違い
インフルエンザや交通事故より死者数が圧倒的に少ないにもかかわらずコロナ感染のことだけに過剰反応したことで、日本の経済は深い傷を負いました。その傷がどれだけ日本人にとって長期に渡って不快で厳しい影響を与えるかについて具体的な検討がほとんど行わ...
さすがに最近では、お花畑にグローバル化最高!と突き進むばかりで我々は本当に幸せになれるのか?という視点も出てきつつありますし、ご存知の通りトランプ政権による中国企業への締め付けなども始まっているわけです。
しかしながら、少なくとも資本市場は完全にグローバル化してしまっているわけで、弱れば喰われる他ありません。
例えば、オーディオ好きの私などはかなり思い入れがAV・音響機器のかつて世界のトップランナーだった日本企業はあらかた中華系企業の傘下となってしまっています。

しかしながら、少なくとも資本市場は完全にグローバル化してしまっているわけで、弱れば喰われる他ありません。
例えば、オーディオ好きの私などはかなり思い入れがAV・音響機器のかつて世界のトップランナーだった日本企業はあらかた中華系企業の傘下となってしまっています。

【アゴラ掲載】オーディオが“来る”時代、オンキヨー身売りの残念感
アゴラ言論プラットフォームに、新記事を寄稿しました。 オーディオが今まさに”来る”時代に、日本のユニークな音響機器メーカーがほとんど外資に身売りしてしまって残っていないことは残念なことです。 そんな気持ちを記事にしています。 「秋月涼...
スマホ市場も風前の灯ですが、そんな悲しい現実で日本人は良いのですかね。
そのうち自動車もダメになれば、もはや日本人が商品企画しマーケティングするグローバルブランドがほとんどなくなる、もしくは中国、韓国以下。の時代になるのかもしれません。というかすでに実際半分以上そうなってしまっているのですが。
かつてのジャパンアズナンバーワン。日本製品が世界を席捲していた時代をギリギリ知っている私としてしも切ない思いで今回の記事を書きましたので、ぜひお読みください。

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