世の中、薬とか医療を信じすぎでは?

今回のコロナパニックでは色々気づかされたことが多いのですが、そんな中で「やっぱりなー」としみじみ感じたことは、世の中の人がいかに薬とか医療に信頼を寄せているかということです。

みんな「検査」=>「早期発見」=>「治療」という黄金のステップを完全に信じていらっしゃる。
確かにこれはこれでメンタルとしては平穏で、幸福なことだとは思います。
何せ医療を疑い出せば、なかなか気の休まることはないのは確かですよね。特にこれからの高齢化社会お医者さんと無縁で生きるのは至難の業です。

でも、私のように活字中毒、情報中毒で人生を過ごしていると必ずしも医療とて100%ではない実態をこれでもかと知ってしまっています。もちろん特に日本人は素晴らしく高寿命になりましたし医療関係者の成果に最大限の敬意を払う大前提ではあるのですが。

Darko StojanovicによるPixabayからの画像

例えば、「病院に近寄るな」とか「癌と戦うな」という近藤誠先生の本なども、医者の世界では異端視されていますが一定の真実が含まれるように思い何冊か読みました。もちろん反論も多い考え方ですから、お医者さんの反論も読みました。
なかなか医療界にいない私には、両論読んでも絶対的にどちらが正しいとは言えません。要は医療界にさえ色々な視点があるということです。
ひとつ分かることは、現代医療をもってしても人間は死ぬし、手術、薬、色々な処置で体への負担もあり、どんな医療サービスを受け、何を受けないか所詮は自分で判断する他ないという現実です。

医者や検査技師の友人からは、例えば「胃カメラの洗浄」なども完璧にできている病院は半分もないと聞いたこともあります。
そんな駄目な医療機関で毎年胃カメラを飲むなんて、病気発見と病気にかかるリスクどっちが大きいか分かりませんよね。

例えば、歯医者さんに最近はエアダクトのようなものが診察台の近くに設置してあります。きっと歯を削るときの歯や歯肉の粉塵を吸引する機械のように見受けられますが、稼働させていない歯科医院も多々あります。歯医者の先生たちは厳重にゴーグル、マスクをしています。あんな環境であんぐり口を開けてて大丈夫とはとても思えません。

極端に言えば、床屋でやってくれる髭剃り、顔そり。私は毎回必ず刃を替えることを確認してくれるバーバーに行っていますが、どうなんでしょうか世の中すべての床屋で徹底されているとはちょっと思えません。

もっと言えば、お薬です。私は仕事で製薬会社さんとも深くお付き合いしましたので、どんな薬も作用があれば副作用があることをかなり厳格に教えられました。例えば、血管を拡げる作用があれば通常より血管が拡がることによる副作用は必ずあります。要は副作用がない作用など存在しないわけです。どうしても抑えたい症状があって、そのメリットから考えてギリギリその避けられない副作用に目をつむろうという判断をしているに過ぎません。

私には、どうしても無邪気に特効薬を信じる思考法がまったく理解できないのです。
そんな多くの方々は、もしかしたら単にそんな医療や薬の特性、リスクを知らないだけではないかと疑い始めているところなのですが。

みんなコロナのことは極端に恐れていいます。一方で、検査や医療や薬、ワクチンのリスクについてはまったく触れません。
でも今見受けられるコロナの実像、少なくとも日本における実相は、今までもある医療機関や高齢者施設の院内感染や耐性菌の問題と何が違うのでしょうか。
前提となっている情報量も信じていることも違う中で議論がかみ合いませんね。
歯痒い限りです。

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