ということでコロナ第一波も一応の収束ですかね。
久しぶりに豊洲市場に寄ってみようかと思い立ち行ってみると、ようやくにして一般客も利用できる、時間貸し駐車場が完成していました。
一般利用可、待望の駐車場棟完成
豊洲市場開業当初のあの人が殺到していた当初には間に合わず、結果こんなコロナの影響が残る中でひっそりオープンさせているわけで、なんともチグハグこの上ないですよね。
そもそも、この駐車場がある場所は青果市場の一角で、当初は「千客万来施設」のアネックスというか別棟の食器や調理器具を販売する施設に駐車場が付随する計画でしたが、青果市場関係者から駐車場への一般客の車が渋滞し市場機能に影響が出ると意見が出て一度とん挫していたものです。
幸か不幸か、まったく渋滞する気配はないですし、それはコロナ前の状況でも変わらなかったかな?と、思いますので、ステイクホルダーの多い市場というものを観光化することの難しさを感じるところではあります。
とは言え、今までは時間貸し駐車場が近隣に非常に少なく、あってもかなり歩く必要があったわけですから、クルマで来る人間にはありがたい施設ではあります。
とにかく閑散。大丈夫?
私が久々訪問したのは、7月の初旬だったのですが、とにかく閑散としていました。
駐車場の流れで、豊洲市場内ではなく「江戸前場下町(えどまえじょうかまち)」に立ち寄ります。
どちらにしても、市場全体にまだまだ閑散感が漂っています。大丈夫でしょうか?
「江戸前場下町(えどまえじょうかまち)」に至っては、私この日平日の朝に行ったのですが、滞在していた小1時間には、施設全体が開店休業状態。数人のお客さんしか見えませんでした。物販で言えば、マグロの柵(サク)とか生ものを扱うお店も多いので大変ですね。本当に。
そんな中一人ウロウロするのは、
さすがの私でもちょっとプレッシャーなのですが、這う這うの体でちょっと奥まった一角のお寿司屋さんに飛び込みました。
若い大将一人に、清潔感あるカウンター
「寿司菜(すっしーな)」さん。
知らないお店でしたが、なんとなく小体で、清潔感を感じましたので、入ってみました。
清潔感のあるカウンターに若い大将一人のお店。
握りという気分でもなかったので、活魚真鯛丼 2000円を頼んでみました。
おー!キレイキレイ。鯛って、身の色が美しいですよね。
面白いのが、梅かレモン塩で食べるスタイル。
本日は貸切につき、両方試させていただきました。
鯛はしっかり〆てあって、上品。新鮮。いわゆる昆布締めのような寝かせて熟成を楽しむ〆方ではなく、鯛の身の水気を抜き味を整える感じの丁度良い塩梅の〆っぷりです。
間違いなく、良い鯛です。これは。
まずレモン塩。なるほど。やはり良いお刺身は塩で美味い。ちょっとしたカルパッチョ感が出て鯛の美味さが引き立ちます。
私は梅の方がさらに好き。梅って万能ですよね。私のような梅好きにとっては、なんでも梅との相性は美味しくなるのですが、確かに鯛との相性良いかもしれません。素晴らしいマリアージュ。
最後に、お醤油でも楽しみます。
ちょっと残念だったのは、シャリの一部がちょっと乾燥気味だったかな?
まあ、これだけお客さんがいない中営業してくれていて、逆に言えばそんな些細な不満しか出ないぐらい大満足です。
つまり、仕事終わりに一杯行けちゃうんですよね。
こんな、小体だけど仕事の丁寧なお寿司屋の白木のカウンターで、大将にワガママを言いながら一杯やるのも、なんとも穴場というか良い塩梅なのではないでしょうか?今度は、ゆりかもめで夜来てみようと思います。
秋月涼佑 食関連記事一覧
記事の更新情報をお届けしています。ぜひフォーローください。
Follow @ryosukeakizuki
facebookはこちらから。