『男と女』の名匠、クロード・ルルーシュ監督が、44年前に撮った9分の短編映画『ランデヴー』。この作品に着想を得た新たな作品が、フェラーリの公式ウェブサイトで公開された。
(中略)
フェラーリとのコラボレーションで、82歳になったルルーシュが久々にメガホンをとった新作がWeb上で公開された。そのタイトルは『Le Grand Rendez-Vous (ル・グラン・ランデヴー)』。今度の舞台はパリではなく、早朝のモナコだ。映像は「2020年5月24日、第79回モナコ・グランプリはキャンセルされた。しかし……」というテロップから始まる。そう、これは世界的に猛威を振るう新型コロナ・ウイルス感染症(COVID-19)の影響で、本来ならモナコGPが行われるはずだったその日に、感染症と闘う全ての人々、そしてロックダウンから立ち直る世界に向けてのメッセージとして企画、撮影されたものである。
モナコ生まれのフェラーリF1ドライバー、シャルル・ルクレールがドライブするフェラーリSF90ストラダーレが、ホームストレートではなくトンネルから走り始めるのは、まさに前作へのオマージュといえる部分だ。 フェラーリSF90ストラダーレがモナコを疾走! クロード・ルルーシュ監督「短編映画」がつなぐ現在と過去 | ENGINE (エンジン) |クルマ、時計、ファッション、男のライフスタイルメディア『男と女』の名匠、クロード・ルルーシュ監督が、44年前に撮った9分の短編映画『ランデヴー』。この作品に着想を得た新たな作品が、フェラーリの公式ウェブサイトで公開された。日本でその作品の存在が知られるようになったのは2000年前後だったように...
なんなんでしょうか、「モナコ」x「フェラーリ」x「イケメンレーサー」の組み合わせ。
ドラドラドラで役満ロン!みたいなことになっています。
行かれたことがない方は、ぜひ一度行ってみてください。一言で言えば、「大人のディズニーランド」。
アミューズメントパークほどの狭い街ですが、ちょっとおとぎ話の世界、例えば「アナと雪の女王」に出てきたアレンデール公国のような、隅から隅までキラキラした街(結構小さい面積ですから国という感覚はありません)なのです。
いつも私が思うのは、この箱庭感覚の街づくりは絶対日本人が好きなやつなので、日本でも街づくりの参考にすれば良いのにということなのですが、なかなかそうはいっていませんね。
例えば熱海なんか、まさにモナコそっくりな地形なので、モナコを参考に街づくりをすれば無茶苦茶価値が上がるのにといつも思うのですが、そう簡単にはいかないようですね。チラホラと新しいリゾートホテルなどもありますが、私が知る限り今も昔も熱海は熱海です。


もちろんF1モナコグランプリの舞台としても有名ですよね。街の中心のオテルドゥパリの前には、ヨーロッパ中の富裕層がスーパーカーで乗り付けます。いやーこの辺も大黒ふ頭よりはるかにオシャレじゃないですか。日本もこれだけ自動車産業で食べている国なのに、スーパーカーで乗り付けるべき場所があっても良いように思いますが、。
今年のF1グランプリが中止になってしまったので、モナコ生まれのフェラーリF1ドライバー、”イケメン”シャルル・ルクレールがフェラーリの新車”SF90ストラダーレ”をモナコグランプリに準じるコースを走らせて、ショートフィルムにするという。
もちろん、フェラーリのPR目的の動画なわけですが、怖いほど”粋”ですよね。
売らんかなを一切感じさせない。モナコグランプリも中止だし、ここは一丁おれ達でモナコ走ってショートフィルム作っちゃうか!という自然発生的で趣味的な雰囲気をすごく感じる。考えてみれば結構無茶苦茶なことをしているわけですが、モナコ公国のアルベール殿下も同乗しちゃうし、どこまでも違和感がない。
本当にフェラーリって、ブランディングの鏡というか、意図が深いのがさすがだと思います。それ自体は費用対効果も良くわからない、F1やこんなショートフィルムを作ることに本音で取り組む。その結果がブランドの唯一無二の価値を積み上げるという。
どうしても凡百の二言目には「費用対効果は?」と居丈高なマーケターとは所詮成り立ちが違うのかもしれません。
何せこのSF90ストラダーレ、1000馬力と言われています。
でも、やっぱりクルマは走らせてこそなんぼ。やはりこの疾走シーンに勝るものはありませんね。
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