【子供と見ても安心 – ラブ💛韓流ドラマ】第11回アルハンブラ宮殿の思い出

『愛の不時着』に続いて、ヒョンビン主演作です。
『愛の不時着』を観るまでは、ヒョンビン主演作といえば『シークレットガーデン』『ジキルとハイドに恋した私』のラブコメ演技しか観たことがありませんでした。

『アルハンブラ宮殿の思い出』(Netflixオリジナル)のヒョンビンは、他作品とも雰囲気が違う演出です。大人の落ち着きある洗練された雰囲気を持つCEOの役です。
『愛の不時着』では、実直な人情味を秘めた役柄を演じていました。同じ人が演じているとわかっているけど、違う人にも思えるというのは演技がうまいからでしょうか。

グラナダとソウル
『マトリックス』のような衝撃
シナリオの変遷
ストーリーは・・・
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グラナダとソウル

主な撮影地がスペインのグラナダと韓国のソウルです。今まで観た韓流ドラマで海外が出てきたとしてもアジア圏内があったかどうか。あ、『愛の不時着』ではスイスがありました。
でもアメリカ、イギリス、フランス、ドイツあたり、永世中立国のスイスなんていうのも有りがちな設定と思えますが、グラナダ。
スペインの中でもマドリード、バルセロナではなくグラナダ。そしてグラナダにあるアルハンブラ宮殿。イスラム色が強いデザインの宮殿ですね。アルハンブラ宮殿という名称はなぜか知っていましたが、グラナダにあるんですね。

韓流ドラマもついにワールドサイズになってきたな、と感じた作品でした。

『マトリックス』のような衝撃

ゲームの世界に詳しくないので、もしかしたら普通なのかがわかりませんが、AR(augmented reality＝拡張現実)のゲームを中心に話が進んでいくのです。
ようやくVR(virtual reality＝仮想現実)がほんの少し身近になってきたかなというところですが、ゴーグルをつけて街を歩くなんて現実的ではないなと考えると室内利用になるかなと想像します。

ARもきっと様々な手法があるのでしょうが、このドラマではコンタクトレンズを装着することでリアルな世界がゲーム世界へと変わるのです。

この1,2年くらいの韓流ドラマを観ているとハリウッドを凌駕する日も遠くないのではないかと思えるのですよね。本当にすごい。

シナリオの変遷

2007年くらいまでの作品は、日本のドラマの構成にちょっと似ていてジャンル（サスペンスとかラブコメとか・・・）の主となる要素だけで構成されていたように感じます。
その後の数年は、いくつかの要素が複雑に絡み合ったシナリオになったようです。例えば、ビジネスと復讐、恋愛が絡み合っているとか、事件と先代からの家族事情、出世欲などの欲望渦巻く状況だったりと見どころ満載な構成になりました。
縦幅（時空）の話に、2018年くらいから横幅（地理的な広がり）が加わった作品も増えたように見えます。

2007年くらいまでの作品は、のんびり観ることができたので、あれはあれで好きなんですよね。ストレス発散を助けてもらうことができました。
最近は手に汗握る、次が予測できないようなシナリオが多くて気を抜けなくなっています。

あくまでも私見ですが。

ストーリーは・・・

ARゲームの開発者とどの会社が契約できるか・・・からスタートします。このゲームからの収益性を考えると是非契約をしたいとなるわけですが、名乗りをあげた会社が因縁の間柄。もともとは友人で一緒に会社を立ち上げたのに、一人は別会社を立ち上げヒョンビンが演じるユ・ジヌの元妻と結婚したチャ・ヒョンソク。

過去の因縁とゲームの契約をめぐる中でお互いに当ゲームのユーザとしてゲーム内で対決に。この対決は、ユ・ジヌがチャ・ヒョンソクを倒して決着がつくのだが、ゲームでの出来事のはずが現実にヒョンソクの怪死となる。
そして、ゲーム開発者のチョン・セジュも姿が見当たらない。現実に死んだはずのヒョンソクが何度もゲーム内でジヌの敵として姿を現す。
姿が見えないセジュをおいて、姉のヒジュと契約したことでゲームの権利をジヌの会社が持つことに。しかし、何が起きているのか、死んだ人間が何度も姿を現したりヒジュのためにもセジュを探し出したいと様々なミッションを完遂するべくジヌは更にゲームのレベルを上げる努力を重ねていく。