コロナでリゾート会員権市場も厳しいでしょうが、リゾートトラストさんにもがんばって欲しいですね。
リゾートトラストの日本離れした、見るからに”オッと”なるゴージャスな建物嫌いじゃないです。なんでもかんでもミニマリズムの”less is more”じゃつまらないですよね。やっぱりリゾートなんて遊びで行くんですからなんだかんだ夢がないといけません。
そうそうカハラと言えば、華原朋美じゃなくて、やっぱりハワイのカハラホテルですよね。
昭和の憧れ、石原裕次郎っていうイメージです。
オアフ島でも、ワイキキから程よく離れたカハラというジモティーの高級住宅街海沿いという立地が、ちょっと一般人離れしていてずいぶん憧れました。1964年カハラヒルトンとして開業とのことですので、長くヒルトンというイメージでしたが1996年にカハラマンダリンオリエンタルになっていたのでしたよね。
そうこうしているうちに気が付くと日本のリゾート会員権の雄、リゾートトラストさんが買収していたという。
スゴイじゃないですか、リゾートトラスト。
なるほどステータスある「Kahala」ブランドを生かして、会員制のリゾートホテルをさらに増やしていくのですね。
厳しい環境ですが、ナイス戦略です。
私はと言えば、ホテルだけは若い頃からちょっと背伸びしてでもがんばって良いホテルに泊まるようにしています。やっぱり良いホテルって、内装やサービスで色々なインスピレーションを与えてくれるじゃないですか。特にリゾートホテルであればこそ、せっかく行くならば奮発してでも良いホテルに泊まろうと思っています。
そんな私がハワイのカハラホテルに泊まったのはもう随分前ですが、やはり観光地の喧騒と隔絶した環境と、知的と言ってよいほどシックな佇まいに感動したことを記憶しています。雰囲気は、コロニアル風というか、ハレクラニなどにも近い感じなのですが、客層も一段とシックで、極端に言えば風がそよぐのさえ感じられる落ち着きがあるのです。客室338室ですから大きすぎず小さすぎないのも良かったのかもしれません。
多々インスピレーションを受けることはあったのですが、今日は些末な話のようで恐縮ですが、実はカハラホテル宿泊以来”ヘチマのたわし”を入浴のときに使うように私はなりました。
それまで私にとって”ヘチマのたわし”って、高齢者の乾布摩擦?下手すれば垢すり?という感じで良いイメージがなかったのですが、なんとカハラホテルのバスルームのアメニティにはまさにこの”ヘチマのたわし”が供されていたのです。ちょっと小ぶりにカットしてあって確かセンスの良い紙の帯がしてあったように思いますが、なぜかカハラマジックで無茶苦茶オシャレに感じたのです。
いざ使ってみると、日焼けで火照った体にも真新しいヘチマの刺激が心地よく、何よりオーガニックな感覚がまさにリゾートを感じさせてくれて、俄然気に入ってしまいました。
つまりカハラホテルで一瞬にして私の”ヘチマたわし”観が、ダサくて無縁のものから180度転換してしまったのです。
それ以来、私は”ヘチマたわし”派になったというわけです。
もはや他で体を洗うことなど考えられませんが、なれると適度で自然な刺激が気持ち良く、化学繊維のタオルなどとはまったく違う心地よい使用感に病みつきです。
しかも、近年100円ショップでも売られるなど劇的に入手しやすくなっています。100円ショップって面白くて、都度都度色々な業者から仕入れるらしくて、同じ100円でもショボいヘチマになったり、望外に立派なヘチマに当たったりするのも、オーガニックな製品の醍醐味でもあります。
ぜひ横浜のカハラホテルでも、我々を刺激してくれるような提案性ある宿泊体験を提供してくれればと期待しています。
(写真:ザ・カハラ HPより)

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